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クローズアップ現代「なぜ進まない 再生可能エネルギー」の問題点
3月4日放送のクローズアップ現代「なぜ進まない 再生可能エネルギー」では太陽光と風力しか再生可能エネルギーとして取り上げられなかった。また送電網のことが取り上げられたが極めて不十分な取り上げられ方だったと思う。以下、そう考える理由。なお、この番組の全テキストはhttp://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3471_all.html に公開されている。
1.「電力の安定供給のためには、このような変動電源を受け入れる上限というのが生じてしまう」とされるが、地熱発電は安定的な発電ができる。しかし、そのことは一言も触れられていない。小水力も安定した発電が可能であり、まるで自然エネルギーは全て変動電源であるかのような印象を与えている。地熱発電や水力発電は安定電源だということを一言でも触れることはできたはずだし、そうするべきだった。
2.送電線は道路と同じで、一度できてしまえば多くの電源をつなげて送電ができる。だから、特定の発電所に送電線設置のコストを負担させるのは現実的ではない。風力にしても地熱にしても、東北や北海道にかなり広く、そして、数多く適地が分布している。だから、基幹の送電線を引いたら、それに個々の発電所をつなげることで、全体としては送電線の費用をかなり低減できる。しかし、番組では「接続できるといわれた変電所までの距離は、40km。そこまでの送電線の建設には40億円以上かかり、発電事業者が負担しなければなりません」ということしか言われず、基幹の送電線が出来ればそれを複数の電源で共同利用できるということは一切触れられていない。
NHKは日本のマスコミで最も影響力が強い。また経営基盤が整っている。それだけに社員の方はお公家さんになっていて、危険を冒してまで報道をしたくないという気持ちになっているのかも知れない。しかし、既に日本は破たんの崖っぷちだ。そういった実情が多くの方たちが互いに嘘をつきあって隠しているだけであって、実際、そういったウソつきの一角をNHKが占めてしまっている。いくらなんでも、そろそろ、ちゃんとした報道をしないと本当に日本と言う国家全体が破たんするはずだ。
2014年03月07日23時35分 武田信弘 ジオログのカウンターの値:44155
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