http://www.asyura2.com/09/dispute30/msg/900.html
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緊縮財政では財政は再建できない。
会社の再建ならリストラで再建することも出来るが、
国家は国民をリストラすることが出来ない。
従って福祉費用が掛かるのでリストラは無意味だ。
リストラして福祉費用を減らそうとすれば市民の反乱が起きる。
会社はリストラすることが出来る。
国家は国民をリストラできない。
この違いも理解できないのにはうんざりする。
緊縮財政で経済を縮小すれば、失業が発生し、税収が落ち込み
福祉費用が増える。これで経済、財政を再建することなど困難だ。
それで最近は財政再建目標の先延ばし、財政再建と経済成長の両立なんて
言ってるが絵に描いた餅に過ぎない。
財政再建と経済成長どうやって両立させるのか?
純輸出に頼るしかない。重商主義だ。
世界中で輸出輸出と言っているのに、ゼロサムゲームの純輸出を
どうやって増やそうというのか。
小さな国では出来ても大きな国ではとても出来ることではない。
財政再建と経済成長の両立とは為政者の国民への騙しでしかない。
スペイン、イタリア、国民が緊縮財政に怒り反乱を起こし
政府を倒したらどうなるだろう?
トロイカはドイツを始めとする北の諸国の国民の反発が強いので、
とても無条件のベイルアウトなど出来ないだろう。
ECBも同じ理由で無条件の国債買い支えを継続することは出来ないだろう。
そうなれば国債金利高騰、政府が資金調達出来なくなり、デフォルト、
ユーロ離脱、新通貨発行という道しか無くなる。
そうなればドイツを始めとする諸国の銀行は多大な損失が出る。
また残ったユーロ諸国の弱そうな国が投機資金に狙われ同じことが
繰り返される。
金融秩序崩壊、混乱、どうなるかよう分からない。
それともまた何らかの大義名分を造りだし、無条件の国債買い支え
などを行うのだろうか。
しかしそれは先延ばしに過ぎない。
積極財政でしか経済は再建できないからだ。
積極財政を支援するほどの金融支援を行うほどの大義名分は
とても造り出せないだろう。
いずれにしろここまで来れば世界的な金融不安、金融ショックは
免れないだろう。
アメリカはアマゾンの倉庫で低賃金で奴隷以下の労働をさせられている。
そういう仕事しか増えない。
ベンチ・マーク方式で労働者がこま鼠のように働かされ、倒れれば救急車が
外で待っており、交代の人間が働くという。
最低!としか言いようが無い。
雇用が増えたなどというのも嘘で、人口増を加味すれば、2008年1月の
水準より1000万人以上就業者数が減っているという。
だからこういう仕事でもしなければ食っていけないのだ。
不満が鬱積しているが警察力で押さえ込んでいる。
だから毎週のように無差別乱射事件などが起きるのではないか。
こういう状態でユーロショックが来れば、市民と権力との戦いに成るだろう。
どうなるかは予測困難。
日本も最低の状態でユーロショックが襲ってきそうだ。
その時、軍国主義、警察国家に成っているのだろうか。
市民と権力の戦いに成るだろうが、これもどうなるか予測困難。
戦争は内政の延長と言うが、そういう馬鹿なことは止めて欲しい。
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アラシ認定者、日中の排除にご協力下さい
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/189.html
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