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誘導とは何度も言っているように、結果が不確かな手法である。 先の衆議院選や今回の参議院選でマスコミが 「もう勝敗はついた。 これ以上無益な投票になど行くだけ無駄だ」 と国民を洗脳しても、本当に投票率が下がるかは実際に投票をやってみなければ分からない。 ある意味一人一人に投票させないということは 「丁半博打」 と変わらない。 いくら高度な行動予測をたてても同じこと、一人一人の腹の中は他人には見えないから。
マスコミが鐘や太鼓で煽ってみても、結果として投票率が下がったから誘導が成功した、と言われているに過ぎない。 もし誘導が絶対確実なものなら、過去の二度の政権交代など起こらなかっただろう。 私でさえ内心は 「与党の自民党は永久に不滅です」 と考えていた。 そんな私でも、政権交代を果たした衆議院選挙では民主党に投票したのだ。
逆に言えば、確実に結果をここに持って行きたいと考えるならば、他の方法も併用するに違いない。 ただ「誘導」 は不確実ではあるが、立証もまた困難な手法である。 いくら 「誘導しようとした事実」 が多々あっても、本当に誘導が実行されたかどうかの鍵は 「誘導されたとする本人」 の頭の中にある。 全有権者や全検察審査員に直接聞かない限り、 「結果が誘導されていた」 とは絶対に断定できない。 だから逆に、隠れ蓑としては最適なのだ。 百年続けようが議論は決まらないから。
私は不正選挙があったかどうかは分からないが、 「起訴相当」 をどうしても2度出さなければならないとしたら、誘導という博打的手法だけに頼ったとは到底思えない。 検察はそのつもりだったのかもしれないが、他の人たちはもっと確実な別の方法をとったのだろう。 もう一度言うが、 「誘導は隠れ蓑」 だったに過ぎない。 誘導があったと議論を誘導するのは、他の確実な方法を隠蔽する必要があったからに違いない。 そしてその 「確実な方法」 のほうで小沢氏は起訴されたのだ。 事前に元秘書を3人も逮捕しておきながら、議決結果がどう出るか判らぬ 「誘導という丁半博打」 の手法に頼るなど笑止の極みであると考える。
もし議決投票のときに各審査員が、現政権党の超大物代議士を起訴することに恐れを抱いたとしたら、いかに表面上の誘導が99パーセント成功していたとしても 「不起訴相当」 や 「不起訴不当」 の無記名投票用紙が増えてくる、と考えられないだろうか? 事実、議決書の謄本は検察官適格審査会にも届けられ、委員である国会議員(森ゆうこ議員も)は審査員の署名を見ている。 (検察審査会法・第40条) それでもなお彼ら審査員は 「起訴相当」 を2度出したのだから、なんと恐れを知らぬ審査員たちであったことか。 いればの話だが。
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