http://www.asyura2.com/09/dispute30/msg/879.html
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ノバルティスファーマが販売している或る薬について、その効果を裏付ける研究データの偽造があったという。こういうことが表面化するのは珍しい。しかも、大阪市大の関係者が登場している。そのため、「ノバルティス 大」とグーグルに入力して驚いた。
ノバルティス 大阪市大での検索が相当に多くされている様子だったからだ。つまり、検索窓に次のように検索語の候補が自動的に表示されたのだ。
ノバルティス 大阪市立大学
ノバルティス 大阪
ノバルティス 大阪市大
ノバルティス 大学
ノバルティス 大正
ノバルティス 大丈夫
ノバルティス 大阪市立大
ノバルティス 大阪市立大 統計
ノバルティス 大阪中央営業所
これって、相当に「大阪市立大」が問題になっているということだと思う。そして、これについて、気になることがある。それは、大阪市立大学と大阪府立大学の統合問題だ。橋下市長が大阪府知事だったころから言い出されていたことのようだが、財政的な問題から統合が検討されている様子なのだ。
ただ、大阪市立大ではとても不思議なことが起こっている。それは工学部の教授や助教の方たちが中心となって論文を書いて指摘されていた地震衝撃波被害が、ほとんど学会から無視されていることだ。学会の主流は、横揺れによって被害が生じたということでまとまってしまっている様子だ。
地震衝撃波とは、1995年の阪神大震災で、建造物に衝撃的な上下動によると思われる被害がでたことに関連して、那谷さんという助教のかたが、単なる激しい地震動の上下動ではなく、極短周期の衝撃波、つまり、波動による被害が生じたという論文を書かれて言い出されたことだ。特に鉄筋コンクリート造りの建築物に多く被害が出る様子で、硬い岩盤が地下にあるとその被害が出やすという。だから、原発は特に危ないのだ。原発はどこも一応岩盤の上に直接建造されている。
衝撃的地震動とか地震衝撃波についての論文を読んでみると、かなり信頼性が高く、言っていることはもっともだと思えた。逆に、横揺れによって被害が生じたとする論文は、当てはまる事例は当然あるのだろうが、衝撃的な上下動とか地震衝撃波で被害が出たとされる事例については、どう考えても横揺れで解釈するの無理だと思える論理展開がされていた。
背景にはどうやら、原発問題があるように思えるのだ。福島第一原発事故については多くの隠されたことがある。その最も根本的な理由は地震被害があったはずだというものだ。そして、地震衝撃波がもし存在すると認められれば、確実に原発廃炉という判断に結びつく。
心配なのは二つある。一つは大阪市大に残されているはずの地震衝撃波関連、衝撃的な地震動関連の資料が散逸することだ。基本的には、大阪市立大学工学部紀要・震災特別号(1997年1月)に論文がまとめられているが、その他にも資料が残っているはずで、それが心配だ。
二つ目は人的な問題で、既に1995年の阪神大震災を直接見て衝撃的な地震動と言うものを検証した専門家は大阪市大から居なくなっている様子で、もしこれで大阪市大の工学部廃止となればそれこそ、本格的に地震衝撃波のことを研究する人々が日本からいなくなってしまうだろうという心配だ。
関係記事は次のものがある。
橋下徹大阪市長と大阪市大の地震衝撃波論文
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/280.html
投稿者 taked4700 日時 2012 年 9 月 13 日 04:03:34: 9XFNe/BiX575U
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