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北朝鮮の拉致問題はわざわざ日本を北朝鮮の様々な問題に引き込むためにやられたのでは
http://www.asyura2.com/09/dispute30/msg/836.html
投稿者 taked4700 日時 2013 年 5 月 20 日 23:05:56: 9XFNe/BiX575U
 

北朝鮮の拉致問題はわざわざ日本を北朝鮮の様々な問題に引き込むためにやられたのでは

 かなり突飛な推測だと思われるだろう。しかし、ある意味、素直に今までの出来事を眺めれば、1970年代後半から始まったとされる北朝鮮による日本人やそのほかの国の人びとの拉致問題は幾つかの点で非常に不自然だ。

1.北朝鮮が外国人を拉致する必要性がそもそもあまりない。やっていることは通常の情報収集がほとんど。ごく普通に国交のある国に大使館を置いて、そこで日本人なりその他の国の人びとを雇って情報収集すれば済むこと。実際、北朝鮮以外の国は拉致をやっていない。

2.日本以外の国でどういう形で拉致が行われたのかよくは知らないが、日本での拉致は日本の警察や情報組織がある意味黙認していた形跡がある。少なくとも、北朝鮮による拉致の認定に警察はずっと及び腰だった。国際関係を荒立てたくないなど、それなりに理由づけはされたのだろうが、将来問題化させることを予定していて、そのために日本国内の権力組織の一部が黙認することをある意味強制されていた、またはそう誘導されていたのではないだろうか。

3.2002年9月の小泉政権による北朝鮮訪問で北朝鮮は拉致を認め、5人の拉致被害者が日本へ帰国された。そして、2004年にはより多くの方が日本へ帰国された。しかし、同時に、この時期に日本から北朝鮮へかなりの資金援助が行われたはずであり、それが北朝鮮の核開発に使われたはずだ。北朝鮮による最初の核実験は2006年であり、時間的な整合性はある。

4.北朝鮮はもともとソ連の影響下にあった。米ソ間の緊張緩和である米ソデタントが始まるのは1960年代末であり、北朝鮮による日本人などの拉致が始まるのはその後だ。

 日本として、日本人の方が不法に北朝鮮に拉致されてしまい、その解決を何とかしなければならないのはある意味当然のことだと思う。しかし、同時に、拉致問題がなぜ起こったか、その背後にあるのは何かを考えるべきだと思う。単に善意で動くと思わぬ落とし穴にはまりこむと思う。少なくとも、北朝鮮の背後にはロシアのプーチン政権がいて、その背後にはアメリカがいると思う。
 

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コメント
 
01. taked4700 2013年5月20日 23:33:10 : 9XFNe/BiX575U : hyaCywjgB6
日本がイラクのようにテロが日常的なものである社会になる端緒として、最も可能性があるのが在日の方の存在です。北朝鮮問題はまず、このことを第一として考えるべきだと思います。

02. taked4700 2013年5月20日 23:36:43 : 9XFNe/BiX575U : hyaCywjgB6
一時期、日本のマスコミが、「北朝鮮はとんでもない国だ」、「北朝鮮は平気で人権無視をやっている」、「北朝鮮は懲らしめ当然だ」と言うような調子の放送をしていた時期があります。まるで日本が北朝鮮に戦争を仕掛けることを誘導するような感じがしたものです。もちろん、日本の世論がそう言う方向へ振れることはなく、かなりマスコミも含めてコントロールができているのかと奇妙に感心したものですが、その頃から、北朝鮮の存在の背後にはほかの勢力があるのではと感じていたのです。

03. 2013年5月21日 22:31:57 : 5OXNt64MKI
北朝鮮が日本を引き込むというのは当っているよ。
 南北戦争でも日本は米軍の後ろにいて無傷で経済復興に利用した。日本は一度も北朝鮮に対して正面から存在を認めて対応することはなかった。米国の存在があるにしても其の後ろに隠れて、北から見て卑怯なあり方と見ていたに違いない。
 小泉訪朝の時点で始めて日本が人間の顔を晒して朝鮮の前に一人で近寄ったものであったが其れも直ぐに立ち消えになり長い没交渉が続いた。
 今回飯島特使が訪朝したけれども早くもメヂィア米国の干渉で立ち消えになりそうである。小泉訪朝時点に関与した安倍さんが首相になったのであるから米国を無視して動いて欲しかった。
 北朝鮮は単にプーチンの操り人形でなく、日本と比べてはるかに独自の存在を持っていると思いますよ。
 日本は完全に独自外交ができない状況にあるが、ある意味チャンスでは無いですか。
 北は悪い意味でもいい意味でも日本に強く関心があるのだから。
北朝鮮の戦後を規定したのは朝鮮半島を自国に併合した日本支配の歴史が齎した側面があるのに日本は或る意味北を完全に無視した。1945年から70年近く無視された想いであろう。
其れは、北朝鮮からしてとても許されないと考えている。

04. 2013年5月22日 14:43:59 : rjeKtqrS4M
国単位で考えるから判らなくなって来るのです。

以下のスレッドを参照せられよ。


・70年代が分かれば現在が分かるー(その5)2つの「拉致事件」
http://www.asyura2.com/07/dispute27/msg/133.html
・田中角栄と朴正熙(3)「太陽政策」の源流
http://www.asyura2.com/07/dispute27/msg/132.html


05. taked4700 2013年5月22日 22:04:41 : 9XFNe/BiX575U : wpAHkF0CQk
>>04

リンク読ませていただきました。あまりよく消化できていません。中国とか当時のソ連との関係がどうなのかと疑問に思いました。しかし、朴政権による南北対話の試みがあったことが、確かに大きな要素となるのでしょう。


06. 2013年5月23日 18:10:17 : BkI1pPt8iY
>05. taked4700 2013年5月22日 22:04:41 : 9XFNe/BiX575U : wpAHkF0CQk
>中国とか当時のソ連との関係がどうなのかと疑問に思いました。

「冷戦」の刷り込みでしょうが、大袈裟に捉えられ過ぎですな。
ソ連(ロシア)については、当時も今も、北東アジアにおける政治的影響力は極めて限定的です、まぁエネルギー問題があるから一定程度の影響力は在りますが。
中国の場合、当時は、事実上内戦状態にあった「文革」の収拾で手一杯、この問題に関する限り、殆ど無視して良いレベルです。
むしろ、72年の「日中国交回復」で俄然活気付いたのが旧満州=中国東北部から朝鮮半島に伸びる、旧日本軍の諜報ネットワークです(所謂『残留孤児問題』の陰に隠れて)。


北朝鮮の戦後過程は、建国当時圧倒的であったソ連や中国の影響力の払拭でもあったわけでね。
労働党内部の「ソ連派」「中国派」の粛清により金日成の指導権は確立しますが、その過程で存在感を増して来たのが、言うならば、「日本派」、例えばそれは、「金日成絶対化」のイデオロギーである「主体思想」は、日本思想史の松本健一氏によれば、「皇国思想」を翻案したもの、という風に。 或いは、金日成の弟金英柱はかって関東軍の通訳をしていた、即ち日本軍の手先で、言わばバリバリの「親日派」だった訳ですが、その彼が70年代初頭においては金日成の後継者と目される地位まで昇り詰めて来る、というように。

同様なことは韓国にも言えまして、アメリカベッタリだが融通のきかない「反日派」である李承晩に替わって、同じ「親米派」でも、日本との繋がりが深い元満州国軍中尉高木正雄こと朴正煕が登場して来るのは日韓関係の樹立という課題が在ったからです。

そうして、そういう彼らによって70年代の「南北接近」が図られていく(南北調整委員会の北側代表はその金英柱です)のですが、無論、そうした動きの背景には米国の意向が働いていたと見るべきであって、「軍事クーデター」をやった朴正煕少将の背後に米軍部が居た様に、「南北共同声明」に始まる70年代の「南北接近」のフィクサーは当時の国連事務総長ワルトハイムですが、その背後に居て、彼を代理人として動かしていたのが”東部エスタブリッシュメント”の総帥N.ロックフェラーです。

そして、「拉致事件」直前の情勢とは、「ロッキード事件」で表象される米国の内ゲバ、更にこれは極東に波及し、「在韓米軍(地上軍)の全面撤退」を掲げて登場してきたカーター大統領を正面から批判して、当時の在韓米軍司令官が解任されるという事件が起きます。
やがてそれは「朴大統領暗殺事件」まで繋がって行きますが、こうした朝鮮半島を中心とする極東情勢の流動化、不安定化を抜きにして「拉致事件」の真相は掴めないのです。

この「拉致」の様な陰謀とか謀略事件の場合特にそうですが、物事は多角的かつ多層的、そして多面的に捉えるべきで、固着した観念や図式では何一つ見えて来ないでしょう。
貴殿は、何か、北朝鮮が目論見があって「拉致」をやったのではないか?と想ってるようですが、それは在り得ません。
恐らくは、北朝鮮当局自身も、今に至るまで、事件の真相は解かってないでしょう。 精々、自分達はババを掴まされたとしか思ってないでしょうね。

さて、昨今の情勢の変化ですが、従来であれば、こんな場合、「核疑惑」とか「新たな拉致情報」等でその動きは止まったものですが、もしも何らかの日朝関係の進展が見られるのであれば、それは、根底の処で、国際情勢の激変の兆しなのかも知れません。
或いはそれは、一部の論者が言っている、北朝鮮が”エマージェンシー・マーケット”として浮上している、という事と何処かで繋がっている、ということかも、、、
様々な動きの中で、今度は一体誰がババを掴まされることになるのか?日本でなければ幸いですが、、、


07. taked4700 2013年5月24日 20:20:21 : 9XFNe/BiX575U : nI3AiTpz3I
>>06

>そういう彼らによって70年代の「南北接近」が図られていく(南北調整委員会の北側代表はその金英柱です)のですが、無論、そうした動きの背景には米国の意向が働いていたと見るべきであって、「軍事クーデター」をやった朴正煕少将の背後に米軍部が居た様に、「南北共同声明」に始まる70年代の「南北接近」のフィクサーは当時の国連事務総長ワルトハイムです

そう言う背景があったのですね。知りませんでした。北朝鮮の拉致対象は日本人よりも韓国人のほうが多かったと記憶しています。そうであれば、朴正煕大統領は自国人の北朝鮮による拉致をある程度黙認していたことになりますね。

そうであれば、やはり、北朝鮮による拉致問題は狙い、つまり、将来日本を戦争に巻き込むというような狙いをもって行われたと考えられると思います。


08. 2013年5月25日 14:23:01 : fvs3nV73kc
>07
>北朝鮮の拉致対象は日本人よりも韓国人のほうが多かった

正確に言えば、北朝鮮も拉致していた、ということですね。
但しその割合は1:10〜20、つまり北朝鮮側1人(1回)に対して韓国側は10〜20人(20回)拉致していた!(正確な数字は分かりません)
詰まり、お互い拉致し合っていたわけですが、数的に言えば北朝鮮はやられっぱなしだったわけでね。
韓国で「北による拉致」が問題になった時、腹に据えかねた様に、北側から「真実を明らかにせよ!」と迫られて、韓国側が引き下がざるを得なかったのはそんな事情があったんですな。

北朝鮮が主体的or主導的に「拉致」を目論んだことはない、精々彼らに問えるのは「従犯」、共謀すらしていないのだから、「共同正犯」とは言えないでしょう。
では一体誰が?何の為に?そうして北朝鮮はどのように関わっていたのか? −答えは、70年代後半の、極東を中心とする国際政治状況から必然的に導き出されます。

>そうであれば、やはり、北朝鮮による拉致問題は狙い、つまり、将来日本を戦争に巻き込むというような狙いをもって行われた

???どうしてそっちに行っちゃうの? むしろ、この事件を通じて浮かんで来るのは、「再び日本(軍)の関与を許さない」とする、南北共通の堅い<意志>です。 昨年の李明博大統領の唐突な「竹島上陸」や「天皇謝罪」発言にしても、発効寸前まで行った「日韓軍事情報協定」を葬り去る為でしょう。 アメリカ側から強烈な圧力があった様ですが、TPP以上に秘密裏に進められて、恐らくは李氏自身も直前までそれを知らされていなかったのか、土壇場でキャンセルとなりました。 その際の口実が「従軍慰安婦問題」、それだけでは不十分と見たのか?「竹島上陸」や「天皇謝罪」発言まで突っ走って、この際だから、日韓関係を当面修復不能にしようとする目論見が表れたのが李氏の言動だった、と思います。 この協定がもし成立していたら、「再び半島への日本の軍事関与を許した政治家」として、李明博氏は”第二の李完用”と断罪されることになったのは勿論、国論分裂、極めて深刻な政治危機を招いたでしょうから。
ことほど左様に、日本軍への忌避感情は強い。

しかしながら、ここで注目しておくべきは、そのような「半島ナショナリズム」よりも対米関係を上位に置く(優先する)勢力(親米派)が確実に存在するということです、当時も今も。 そしてそれは日本の方が遥かに多く、又強い、当時も今も。
「拉致問題」の真相への理解は、この事を抜きにしては語れません。 味方顔して近付いて来る奴の中に真犯人がいる、ということです。


09. taked4700 2013年5月26日 04:18:46 : 9XFNe/BiX575U : 3ncxZN1Bm2
>>08

>昨年の李明博大統領の唐突な「竹島上陸」や「天皇謝罪」発言にしても、発効寸前まで行った「日韓軍事情報協定」を葬り去る為でしょう。

そんな動きがあったのですね。知りませんでした。勉強になります。

しかし、韓国は李明博大統領のもとでかなり実質的な植民地化が進んでしまったのですね。それまではかなり抵抗していたのに、今度新大統領に代わりましたから、それなりに揺れ戻しがあるのでしょうか。


10. 2013年5月26日 22:53:13 : K9wXDX6tkk
>09. taked4700
>韓国は李明博大統領のもとでかなり実質的な植民地化が進んでしまったのですね。それまではかなり抵抗していたのに


いや、97年のアジア通貨危機によって、韓国が、実質的に、IMF管理下に入った事が決定的だったですね。

「政権交代」したばかりの金大中、盧 武鉉の「中道・リベラル政権」は、「構造改革」「規制緩和」等、不本意な形で新自由主義的施策を強いられ、国民の期待を裏切り、幻滅させて、本来の支持層まで離反させることになったのですからーこの辺の処は我が日本の「政権交代」後のプロセスとソックリ!しかも、その後を襲った李明博「保守政権」は、「中道・リベラル政権で危機に陥った韓米関係を回復する」として、対米傾斜を強める一方、「経済に強い」を売り物にし、そのマクロ経済政策をー自らの名前である明博 (Mb) のイニシャルと経済学 (economics) を結合したー”Mbノミクス”として、更なる新自由主義を推し進めて、米国との自由貿易協定 (FTA)を強行する 。
ーその結果、というわけです。
こうしてみると、我が日本と恐ろしい程に似ている!ー殆ど、5年遅れで韓国の後を追ってるーとは思われませんか?

>今度新大統領に代わりましたから、それなりに揺れ戻しがあるのでしょうか。

中国ファクターによって、そのバランスを取ろうとしているのでしょうね。
中国との関係を韓国がどのように築くかによって決定的に変わるーそれは、日韓関係にとっても、歴史的転機になるでしょうね。

さて、本来の「拉致事件」ですが、この「拉致」を誰がやったのか?−証明するのは、実は、簡単なのです。
誰もが納得する形でね。
何れ、機会をみて、それをやろうと思っております。


11. taked4700 2013年5月27日 04:11:25 : 9XFNe/BiX575U : qLUFBzZSMc
>>10

>こうしてみると、我が日本と恐ろしい程に似ている!ー殆ど、5年遅れで韓国の後を追ってるーとは思われませんか?

確かにその通りですね。なるほどです。なんとか、韓国の教訓を日本の政治家の方たちが生かしてくださるといいのですが。


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