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北朝鮮の拉致問題はわざわざ日本を北朝鮮の様々な問題に引き込むためにやられたのでは
かなり突飛な推測だと思われるだろう。しかし、ある意味、素直に今までの出来事を眺めれば、1970年代後半から始まったとされる北朝鮮による日本人やそのほかの国の人びとの拉致問題は幾つかの点で非常に不自然だ。
1.北朝鮮が外国人を拉致する必要性がそもそもあまりない。やっていることは通常の情報収集がほとんど。ごく普通に国交のある国に大使館を置いて、そこで日本人なりその他の国の人びとを雇って情報収集すれば済むこと。実際、北朝鮮以外の国は拉致をやっていない。
2.日本以外の国でどういう形で拉致が行われたのかよくは知らないが、日本での拉致は日本の警察や情報組織がある意味黙認していた形跡がある。少なくとも、北朝鮮による拉致の認定に警察はずっと及び腰だった。国際関係を荒立てたくないなど、それなりに理由づけはされたのだろうが、将来問題化させることを予定していて、そのために日本国内の権力組織の一部が黙認することをある意味強制されていた、またはそう誘導されていたのではないだろうか。
3.2002年9月の小泉政権による北朝鮮訪問で北朝鮮は拉致を認め、5人の拉致被害者が日本へ帰国された。そして、2004年にはより多くの方が日本へ帰国された。しかし、同時に、この時期に日本から北朝鮮へかなりの資金援助が行われたはずであり、それが北朝鮮の核開発に使われたはずだ。北朝鮮による最初の核実験は2006年であり、時間的な整合性はある。
4.北朝鮮はもともとソ連の影響下にあった。米ソ間の緊張緩和である米ソデタントが始まるのは1960年代末であり、北朝鮮による日本人などの拉致が始まるのはその後だ。
日本として、日本人の方が不法に北朝鮮に拉致されてしまい、その解決を何とかしなければならないのはある意味当然のことだと思う。しかし、同時に、拉致問題がなぜ起こったか、その背後にあるのは何かを考えるべきだと思う。単に善意で動くと思わぬ落とし穴にはまりこむと思う。少なくとも、北朝鮮の背後にはロシアのプーチン政権がいて、その背後にはアメリカがいると思う。
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