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新聞報道と開示された資料から推測される審査会開催日が食い違っているので騒いでいるが、新聞報道は眉唾だとしても、しからば審査員の出席した審査会はすべて小沢氏案件を審査していたのだろうか? これには「吉田審査補助員が同席していた」という条件がつくのだが。
小沢氏案件以外にも7〜9月は、かなりの案件の審査を並行して行なっている。 その場合「小沢氏案件も」審査しているのか、「小沢氏案件以外の案件のみ」審査しているのかは、吉田審査補助員が当日出頭していたかどうかで判断するしかない。 正確な審査会開催日さえ明かさない検審事務局が、その日に何の案件を審査していたかなど開示するわけがない。 ただ議決日だけははっきり分かる。
それでは、吉田審査補助員の出頭日はなんで分かるか。 出頭回数は「2回目の審査事件票」に書いてあった。 ただしこの代物は表題や通し番号も打っていない「急きょ言われて作った」一枚の紙っぺらである。 ハンコや通し番号もない単独の文書はいくらでも作り直しがきく。 もっとはっきり言えば「偽造」も可能なのだ。 その真偽の判断は置いといて先へ行く。
出頭日そのものは「旅費請求書」から判断するしかない。 マスキングされた部分を「審査員の出頭日」と「吉田審査補助員の出頭回数」をもとに推測するのだ。 しかし吉田氏の出頭回数は上記のように頼りない。 さらに吉田氏の旅費請求書は、検察審査会長の個人印と吉田審査補助員の個人印さえあればいくらでも作れる。 これはあくまで個人が請求している書類だからで、本来なら受け取った出納係が作成した「吉田審査補助員の債主内訳書」がなければ正確な日にちは断定できない。 要するに「ウラの取れない日にち」なのである。
このように吉田審査補助員の出頭回数と出頭日は、あくまで検審事務局が「誠実な」事務を行なっていた場合にのみ「信頼できる」数字であるということを憶えておかれたい。 逆に言えば、吉田審査補助員を抱き込めば「小沢氏案件の審査日」などというものは、回数の増減や審査日の移動は如何様にもなる可能性もあるのだ。
それでも一方的に新聞報道が嘘っぱちだと信じてしまっていいのだろうか? 新聞とて「何か確からしい」事があったから記事にしたのであろう。 新聞社の小沢氏に対する報道姿勢には幻滅させられたが、それでもゼロからでっち上げて紙面を飾るほどの想像力と勇気は持ち合わせていないだろうから、今からでも進んで身の潔白を証明したならいかがか。 「瓦版屋」でいいというなら、仕方がないが。
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