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世界は自殺に向かってるという時、それでは当のアメリカには、どのように現れていたのでしょうか?
かっての”人種の坩堝”から最近の”人種のサラダボウル”へ、また「開かれた社会」(K.ポパー)や難民とか移民への寛大な国家を自認していたのが、最近では厳しい管理(監視)社会化と難民とか移民への規制が厳しくなり、ハードルも格段に上がってるように、<建前>の部分(建国の理念)をかなぐり捨てたり、これまでの自らの在り方(自己規定)を否定するのは、明らかに、危機(感)の表れとも言えますーそれが<擬制>であったことを認めたことになるのだからー。
その境い目に有ったのが9.11であるとすると、何故起きたのか?何の為に起こされたのか?ー思想イデオロギー等、これまで述べて来た<視点>から観ると、定説とか通説とは丸で違った様相が見えて来ます。
破壊衝動が自己に向かうのが自殺、他者に向かうのが殺人であり、両者を分かつのが<自己防衛>。
ーとすると、世界が自殺に向かおうとする時、<自己防衛>として「対テロ戦争」を立ち上げて来たということではないのか。
皆さん大いに勘違いなされておりますがー
言うまでも無く、9.11が起きたから「対テロ戦争」があったのではなく、また予め仕組まれていたー「対テロ戦争」が予定されていたーとしても、それが「石油の為」でもなければ「軍産複合体の利益の為」でもない、況してや”イルミナリティ”とか”世界政府””世界征服”とは関係ない。
先ず<自己防衛>が先にあり、その為に9.11が(どうしても)必要だったーアメリカ本国で起きることが!
詰まりは「危機管理」といった視点から必要だったのであり、しかもそれが一時凌ぎや応急処置などではなくて、もっと根本的な処からの対応がなされなければならないと彼の国の(保守的な)支配層側からは考えられていた、ということ。※@
勿論内政と外交がセットであり、裏腹の彼の国においては、それは其の侭、軍事・外交戦略に表れて来るわけで、「アジア2025」の軍部、又”ネオコン”と称する(その本性から言っても)隠れグローバリストの「中東民主化」※A(という名の破壊戦略)等、この機に便乗した戦略が打ち出されるーどちらが後先ということでなく、その意味で、内政と外交の一致した所に9.11が在ったーということです。
そうして、そういった事態に対するグローバリスト側からの応えがオバマだった、ということになります。
9.11について、一頻り”あの日を境に世界は変わった”なる言い回しがなされましたが、これ程まやかしに満ちた、欺瞞的な言説は無い。 此れまで在っても見ようとしなかったこと、見ないで済ませて来たのが、否応無く、目に入って来るようになったに過ぎない。 そうして、全く同じ事が我が3.11についても言えるのです。
※@その間の事情を明け透けに、或る意味露骨に語っているのがS.ハンティントン著「分断されるアメリカ」です。
※Aヨーロッパの、言うならば、弱いわき腹に当る中東をカオス(混乱)状態にしておくことが、結果的には、”ボデー・ブロー”の様に利いてくるー台頭するEUへの撹乱要素として、ヨーロッパの深部に在るアラブやイスラムへの(十字軍以来の)偏見や根深い恐怖を惹起させるー「対テロ戦争」とは、「冷戦」同様、国際的には、隠れたその真の標的は西欧なのです。
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