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最近、若い女性の発音がおかしい。若いNHKの女性アナウンサーでも「わたすが」「おいすぃー」などと「し」を「す」と発音したりしている。一昔前は山瀬まみでもとんだ日本語を話す芸能人が出てきたように思ったが今では彼女の日本語さえまともに聞こえるようになってしまった。
今の若い女性たちはどうも、「い段」を発音できずに、かわりに「う段」に変形して発音しているようだ。かといって、「です」が「でそ」と聞こえるように、完全な「う段」も発音できない。また「ら行」も「あ行」に変化しておかしい。ようするに口をぎゅっと横に引く音や唇を突き出すような音、舌を強くしならせるような口を大きく変形させる発音ができず、母音が全てあいまい化して発音が乱れているのだ。
これは分析するに、いわゆる「口角」あるいは「口端」を上げてつねにスマイルのかわいい顔に見せる表情が固定されているためではないか。仲間由紀絵などの若い女優やアイドルの顔を思い起こせばいい。
これは思うに、今の若い女性は、真剣な顔や少しでも不機嫌ととられる表情を見せるのを異常に怖がっているのだ。中高生のころからみなで「口角」を上げてスマイル顔で異常な発音でかわいぶって(実はいやいやながら)話しているうちに子供のころにはできたまともな発音ができなくなってしまったのだ。昔なら引っ込み思案な生徒はもごもごと話したが、今じゃそんな暗いカワイクない表情じゃいじめに遭う。だからスマイルを浮かべながら不明瞭に話すようになる。それだけ今の教育制度は生徒の自由な発話を妨げているといえる。
しかし、あの異常に「口角」がつりあがった引きつった笑顔に美を感じる人間も異常な感覚を持っている。(そういや野田首相の口角も上がっているが気持ち悪さを増している。)
これだけマスコミでも若い女性の発音の乱れがあふれかえっているのにそれを指摘しない国語学者や言語学者がほとんどいないことこそこの国の全体的な感覚麻痺、あるいはメディア洗脳の深さをものがっている。(そういえば「すごいおいしい」と副詞の活用を無視した若者用語にも寛容なようである。)
あるいは人間の発音さえ変形させる抑圧社会、教育制度について認識できないからこそ、異常な管理社会が静かに亢進していくのだろう。
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