http://www.asyura2.com/09/dispute30/msg/636.html
Tweet |
検察が本当に、検察審査会において裁判所と強力なタッグを組んでいたら、斉藤検察官の審査会出頭日時を曖昧にしたままではおかないだろう。9月6日か遅くとも9月14日には「斉藤検察官は第5検審に出頭して、説明をしている」と出張命令書とともに速攻で発表したはずだ。事の真偽は別としてだが。
そうすれば9月14日の「やや急な議決」に対しても、異論はピシャッと収まっただろう。それでも議決書署名までに20日間もあったのは異常だが。
ではなぜ援護射撃を行なってやらなかったんだろう? 考えられることは、それほど強力なタッグではないということだ。田代元検事やその上司たちが必死で嘘八百の報告書を執筆したのも、検察審査会が「仲間ではない」と信じていたからだろう。1回目の議決が11名パーフェクトで「起訴相当」を出しているというのに。
1回目の起訴相当議決を受けて検察は、石川氏の「任意の」再聴取を行なう機会を得た。石川氏はすでに起訴されているから、あくまで聴取は任意であるし場所も東京地検内ではないのだが、しかしこのチャンスを特捜部はフルに活用しようとしたようだ。ほとんど小沢氏が真っ黒に見える報告書を作成し、検察審査会提出の資料にまんまと挿入することができた。もっとも、バッチリ録音されてはいたけれど。
小躍りして作成した報告書も検察審査会が「実は仲間」だと知っていたら、ああも露骨なネガティブイメージで書く必要はなかっただろう。1回目の議決時の資料で充分と判断していたはずだ。また「起訴相当」の議決がされることは明白なのだから。
しかし全力で「黒く」塗った。10月の議決予定を1ヶ月も早めてもなお「起訴相当議決」が出せる審査員グループだとも知らすに。
検察はもちろん「悪役」だが、それに輪をかけてワルなのが後ろにいる。検察だけをバッシングして終わりになれば、そいつらは安堵するはずだ。「さらし者」にだけ石を投げつけて満足してくれるならば。
もし検察審査会が「清廉潔白」ならば、なぜ審査の開始日から議決日までの全審査日を発表できないんだろう? 検察審査員の安全や審査の過程の秘匿とは、なんの関係もないだろうに。
なぜ検察にまで、斉藤検察官の出頭日を発表を思い留まらせる必要があるのだ? 公務の出張は国民に隠すことではないだろう。だから「なにかまずいことがあるからだろう」と私は邪推するのだ。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。