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Re:政治家・小沢一郎の末路の第一幕が上がった、と直感する
http://www.asyura2.com/09/dispute30/msg/633.html
投稿者 仁王像 日時 2012 年 7 月 04 日 20:03:46: jdZgmZ21Prm8E
 

(回答先: Re: 「除籍」は小沢一郎と一族郎党にとって「大誤算」ではなかったのか。 投稿者 仁王像 日時 2012 年 7 月 03 日 20:15:49)

 渡部恒三が「小沢君は才能のある政治家だが、これで終わりだ」と公言して憚らないことに象徴されている。
こう書くと渡部恒三がいかにデタラメな政治家であるかまくしたてる馬鹿者が出てくる。黄門様がデタラメであることと小沢氏の将来はなんの関わりもない。ここでの焦点は、長い政治生活をしてきた黄門様の言葉の現実性・可能性がどうかということが吟味されることである。
 旧小沢自由党は何故50人のまま第一党に成長できなかったのか、いまなら条件が整ってきたとでも言えるのだろうか(小沢自身の飛躍や社会情勢の質的激変)。我田理論や願望理論ならどんなシナリオも描ける。
 小沢一郎は自らの長い政治生活の最晩年のまたとないチャンス(一昨年)を見逃したのだ。有終の美を飾れたかもしれなかった。50歳代ぐらいでの二年のロスは実損ぐらいで済むかもしれないが、最晩年でのこのロスは致命的であろうと考える。向こう5年ぐらいの間に第一党の勢力となり政権を執れる展望はあるのであろうか。
 今回の離党、除籍、新党立ち上げは、自縄自縛の結果、追い込まれてしまった感が否めない。そしてここまで突き動かしてきた小沢氏の根底動機の構造は何なのであろうか? 「日本国民のことを第一義的に考える」? 筆者は以前からそうは考えていない。

・森田実『小沢氏の側近だった人に何人か会い取材をした。小沢氏は自分の役に立たない人間には興味がないそうである』
 http://www.asyura2.com/10/senkyo79/msg/455.html

・.森田実『政党や派閥が分裂するときは、政治資金を国会議員の数に応じて配分するが、しかし小沢は分割せずに独占してきた』
 http://www.asyura2.com/10/senkyo79/msg/541.html  

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コメント
 
01. 仁王像 2012年7月04日 20:44:51 : jdZgmZ21Prm8E : uC4Gyjb3pk
(関連)
 http://www.asyura2.com/12/senkyo132/msg/495.html#c10
 http://www.asyura2.com/12/senkyo132/msg/486.html#c34
 http://www.asyura2.com/12/senkyo132/msg/495.html#c14

02. 2012年7月13日 16:26:26 : GF0jLe1OGo
仁王像さん、私はこれまで20年以上一貫して小沢を否定してきて、今もその考えは変りませんが、彼が最高権力者にはなるということも端からの既成事実と考えています。

この国の経済は後10年以内に完全に崩壊します。本当の国難とはこれを意味しています。それは現時点の生活感覚からでは想像もできない事態です。
その時は、誰もが、即ち国民自身も、どの政党、政治家も途方に暮れるばかりでしょう。

以前、新進党の国政選挙の際に新宿での第一声で、彼は、「このままでは、この国は何もかも失って無茶苦茶になってしまう。」と言いました。
その時、選挙民達は、勝つために大袈裟なことを言っているくらいに考えていたようです。

実は、彼の心の中には幼い頃から自ら立つ時の光景がずっと原風景として宿っています。それが、「この国が何もかも失って無茶苦茶になってしまった」状況なのです。
そのため、無意識にこれを想定して政策を構想しています。平時では単なる選挙屋であり、利権政治屋に過ぎませんが、その状況下では別人です。
そのために生まれてきたようなものですから。

法制や憲法論を好む権力視点からの制度論家である彼の憲法改正論の、他には無い特徴は、25条の廃止です。

現行の生活第一から見れば真逆の内容であることは言うまでもありませんが、問題はその真意、意味するところです。

答えを端的に表現すれば、現憲法25条こそが国民総動員法の最大の足かせになるからです。
権力、国家、資本にとって国民とは労働力に過ぎません、国民統制とは内実は労働管理に過ぎないのです。

戦後、国民にとっての労働とは、自己が生活を営むために売ることで、その交換に他者の労働力を買うための手段でした。(これは、正確な理学的定義で彼ら自身の主観とは異なります。)

これを、かつてのように国家資本主義のための原資として再編する他に、その時点でこの国に残された主要内政は存在しません。そのための25条の廃止です。

それは、始まりから権力と経済から生きてきた民族の予め決まった最期の宿命といってよいかもしれません。その必然を推進するための「駒」が小沢だということなのです。

勿論、国民はこの先を知りませんし、彼自身も明示的には意識はしていないでしょう。だが、それは避けられないことです。

権力に、強いリーダーに頼ることしかない民は、結局、権力の本源的住処へと導かれるしかありません。即ち、権力と民族の原風景である暴力、血の海へと。

民族史上初めて、民自ら権力者を「名指し」で選ぶ。
これは、「最早、言い逃れはできない。その責任は自身に及ぶ。」という、云わば神のメッセージです。決して、吉兆にはなり得ません。

孤塁を守って小沢を批判する貴方に敬意を表してここに書きましたが、これは、誰も見ない方がよろしい。もし、見たら、何も言わずに、そんな見方もあるんだ位に心の片隅に留め置くのがよいかと。


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