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鹿児島の将来について
1995年の兵庫県南部地震や1997年の鹿児島県北西部地震、2008年の四川大地震などはユーラシアプレートを構成するマイクロプレートであるアムールプレートや揚子江プレートが動いたことによって起こっている。太平洋プレートが西に向かって動き、日本の東北地方が乗っている北アメリカプレートを押した結果、アムールプレートに反時計回りの動きを起こさせたからだ。
アムールプレートの西側に揚子江プレートがある。四川大地震は揚子江プレートの北西の端で起こった。四川大地震とほぼ同時に桜島や新燃岳の火山活動が活発化した。これは、アムールプレートや揚子江プレートの北半分が反時計回りに回転した結果、南半分が北東方向へずれ、太平洋プレートからの圧力を緩和したことにより、結果的に桜島や新燃岳の地下にあるマグマだまりが上昇するための隙間を岩盤に開けてしまったと考えることで説明がつく。
川内原発はアムールプレートや揚子江プレートの南東の端に位置し、近い将来、直下型の地震が起こる可能性が強い。
ある程度以上の大きさの直下型の地震が原発を襲ったことは今まで一例もなく、どのような被害があるか分かってない。耐震設計自体が机上のものであり、地震衝撃波が一気に原子炉を破壊してしまう可能性がある。
そのため、川内原発の廃炉が必要で、使用済み核燃料を大きな地震が起こりにくい場所へ移す必要がある。燃料集合体が2000本ほどあるようなので、それを当面5年間ほど冷却保存するプールを50メートル×50メートル程度の大きさで作ることを提案する。2500平方メートルになるので、1平方メートルに一本の燃料集合体と考えても十分だ。
鹿児島には地熱発電が向いている。太陽光や風力も魅力的な再生可能エネルギーだが、発電量が変動し、バックアップとして火力発電が欠かせない。更に、変動する発電量を制御するためにスマートグリッドの整備が必要で、それには変電設備が含まれる。発電に直接必要な設備だけでも太陽光や風力は割高であり、かつ稼働率が12%とか30%であることから、太陽光や風力が普及すれば電気代は今の二倍程度にはなってしまう。
しかし、地熱は発電量が変動せず、稼働率も70%は確保できるので、スマートグリッドも必要がなく、地熱発電を普及させれば現状の電気代を半額程度にまで下げることができる。
3万キロワット程度の地熱発電所なら、設備のみなら50億円程度で建設可能であり、地熱発電所を中心にエココンパクトシティを創るべきだ。歩いて生活ができる街なら、お年寄りの自立が可能であり、持続可能な社会を実現できる。
なお、温泉と地熱発電は共存できないという話が出回っているが、現在の地熱発電技術では十分に共存できる。そもそも、無理な開発をするから地熱資源が枯渇するわけで、資源量を測りながらそれを利用すればいいだけだ。
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