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一市民T氏は幽霊審査員で論陣を張っている。実際は第5検察審査員は存在せずに起訴議決だけが誰かによって決められたいわば「架空議決」なのだという主張である。これに対して私は、審査員はいたと考えている。ただ8名以上の「さくら」が審査員の中に潜んでいて、それを知っているのは選出した者と本人だけであるという考えだ。検審事務局は手続きどおり審査会を運営して、ただ結果として「起訴相当」が2度議決されたという認識しか持っていないと思われる。
それではなぜ2度とも11名のパーフェクトで起訴相当が議決されたのか? 幽霊ならいかなる議決も数合わせもお手のものである。しかし発表するならパーフェクトでないほうが真実味があるのに、なぜ1回目の議決を「11名全員」と発表してしまったのか? これが8名以上が「さくら」だった場合、残りの一般審査員が引きずられて投票し結果として「11名全員」となってしまったと考えられる。だから事務局は何の疑いも持たず「11名全員」と発表したが、さすがに2度目のパーフェクトは発表するのを控えてしまった。
9月14日の2度目の議決は、幽霊審査員なら審査日を如何様にでもできるからお茶の子であろう。しかしさくら審査員のうちのひとりが検察審査会長になっていれば、同様に簡単である。審査会長にはそれだけの権限が与えられている。8名以上の仲間が混じっていればなおさら、審査会長になるのはさして難しいことではない。だいたいもとから一般人はなりたがらないだろうし。「次の審査会は9月14日に設定します。ご異議はございませんね?」で決まりだ。
検審事務局で誘導もできるだろうが、決定権は検察審査会長が持っている。万が一審査員がグズったりしたら事務局としては強行することはできない。しかも「その日」は絶対に外せないとしたら・・・。審査会長は、検察審査会法上はかなりの権限を持たされているのだ。これを押さえとかない手はない。
さくらの審査員は、起訴相当に投票する以外は普通の審査員となんら変わりはないから、もし後で審査員に直接「審査会に出たか?」と確認されれば、全員「はい、出席しました」と答えられる。ところが幽霊審査員の場合、架空の名簿の名前に当たってみてもだれも「知りません」と答えるだろう。そこでジ・エンドだ。成功の鍵は、最後の直接確認をどこまで逃れうるかに掛かっている。
余談だが、知りうる当事者が少ないほどバレる確率は低くなる、というのは賛成である。バレても誰がバラしたのかを特定するのが簡単だから、抑止力にもなるし。さくら審査員の場合、選定者と本人が知っているだけだから、検審事務局も通常の運営を行なっていたという意識でいられる。ところが幽霊審査員の場合、当事者の第5と第1検審事務局のほかにおなじフロアーには第2〜第4検審事務局員もいるのである。これらの者が「無人審査会」を開いていることを察知しないだろうか? 口止めは第2〜第4検審事務局員にはできない。知る者がまた増えるから。それに審査補助員はどうする? やはり抱き込まなくては悪事は行なえないだろう。そこから外へ漏れる恐れはないのか?
最後に例の「くじ引きソフト」だが、無人審査会ならばこんな大げさなソフトは必要ない。ワープロソフトで架空の審査員名簿を作成すればいいだけである。素人審査員にさくら審査員を紛れ込ますために、おかしなソフトに大枚6000万円も使ったのだろう。たぶんこのソフトは以後も活躍するはずである。「不起訴相当」あるいは「起訴相当」を出してもらうために。
ところで審査員選定はどこでやっているのか? それは第1でも第5検審事務局でもないと私は睨んでいる。そこのところは『審査員の選定はどこで?』で述べたから繰り返さない。チンケな組織である検審事務局に大悪事の要(審査員選定)は荷が重いと思う。
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