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マイケル・サンデル氏の著作の一つです。「マイケル・サンデル究極の選択」なる番組を見て、
関心を持った方も多少いるのではないでしょうか。
正義と言うと、このサイト名「阿修羅」が司るので、関与せずにを得ない事だと思います。
では、正義とは何でしょう。道理に則った行い。
では、道理とは何でしょう。人として行うべき正しい道。
では、正しい道とは何でしょう。
道理にかなっていて、人として踏まなければならないとされる行動の筋道。
親が子の面倒をみて、子は親から独立して生計を立て、
老いたら子の世話になり、あの世の事は子に任せる。
といった事ではないでしょうか。
サンデル氏が考えている正義とは社会的なもので、
思考過程で二者択一の方法をとり、選択肢も正しいとは言えません。
例えば、あなたが小学生の親という設定で、
先生から、子供の友達の親が名の知れた会社に勤めていてお金を持っている筈なのに
給食費を払っていないので、払うように協力してくれと頼まれ
あなたは、友達の親が住宅ローンや子供の塾の教育費などの生活費に困窮していて
支払う事が出来ないのを承知しているのに
「あなたは、先生に協力するか否か」といった類いの質問をされます。
どちらの選択を選んでも考えざるを得ないようにすることで
どうしたら良いのか、回答者自身に考えさせることが目的だと思います。
過去にそれを実践した人が存在しました。ゴータマ・シッダッタです。
彼は、仏陀となり戒律と言う決まり事のなかに生きた人と思われがちですが、
実際は、彼ほど臨機応変な対応が出来た者は他にいなかったと思います。
自分が本当に正しいと思った事をして生きていただけなのに
それが、他人には信じられない光景に思えたのでしょう。
サンデル氏が本当にそうであるか否かは、
ここで、アル・ゴアの例を上げずとも分かると思います。
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