http://www.asyura2.com/09/dispute30/msg/570.html
Tweet |
第五検察審査員は検察に踊らされた被害者なのか、あるいは最初から小沢氏起訴を目的として組織された加害者なのか。一般の報道は、何も分からぬ哀れな素人集団との位置づけであるが、最初の頃は「一般市民から選ばれた国民意思の代表」扱いではなかったか。
一切の組織の論理や政治的思惑を排して国民目線で検察の不起訴判断を裁く、がウリだったはずではないのか? それでいて都合が悪くなると「無知な一般市民」に早変わりする。「黒白は裁判所に決めてもらえ!」で証拠があろうがなかろうが安易に起訴してしまい、しかも審査員名は決して公表されない。起訴された人は最後まで「誰に起訴されたか」を知らないで終わる。一審の判決が出た段階で、検察審査員は記者会見を行ってもいいと思うのだが。
何度も言っているが、少なくとも第五検察審査員は無知な素人集団ではない。圧倒的な小沢氏不利の調書群を見せられて、普通ならなぜ検察自身が起訴しないのだろうと疑問に思うはずだ。ほとんどの調書が小沢氏有罪の方向を指しているとしたら、それでもなお検察はなぜ不起訴にしかできなかったのかと逆に検事に質問すると思うのだが。11人もいれば1人ぐらいそんな疑問を持つ人がいてもおかしくはない。
しかし11名全員は「起訴相当」に2度も投票した。検察がやれないのなら、俺たちがやってやろうと考えたのか? 漫画の世界だ。普通のバラバラの一般市民たちが、何をしても責任を問われない条件の下でかくも一致した行動を取るだろうか? 裁判の勝ち負けを考えなかったにしてもだ。
10月までの同一審査員での審査期間があったにもかかわらず、9月14日の代表選の日に急きょ議決を行なったのはなぜなのか? 誰かの要請があったにしろ、議決をする日を決められるのは検察審査会自身である。検察審査会が政治的思惑に配慮したと言うことは、本来の理念に反するのではないか。だいたい、かようなことまで素人たちの検察審査員が考えるはずがない。審査員自身がその日がどういう日なのかを知ってたという報道もあるが。検審事務局は議決を止めようとはしなかったのか? 止められるわけがない。それは検察審査会長の権限だから。
私が素人集団ではないと考えるもう一つの根拠は、そのハードスケジュールにある。下記に示すのは2回目の審査日であるが、ほぼ毎週のように呼び出されている。約3ヶ月にわたり仕事を休んで検察審査会に駆けつけることが、普通の一般市民にできようか? 私なら、会社から「明日からもう来なくていい」と言われるだろう。「でも、いま小沢さんの審査をやってまして」とは口が裂けても言えないだろうし。
《第5検察審査会の2回目の審査開催日・森議員調査》
@ 7月13日
A 7月27日(14日経過)
B 8月 4日( 8日経過)3群の審査員に交代
C 8月10日( 6日経過)
D 8月24日(14日経過)
E 8月31日( 7日経過)
F 9月 6日( 6日経過)
G 9月14日( 8日経過)
H 9月28日(14日経過)
I 10月 4日( 6日経過)
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。