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これだけ新事実が週刊誌や日刊紙に載るようになっても、まだ小沢氏を悪家老のように思っている人はいるであろう。小沢氏は検察と裏取引あるいは政治的圧力を用いて不起訴になった。しかるに検察審査会はそれらとは関係なく起訴できた。これはすごいことだ・・・とまだマインド・コントロールされてはいまいか?
検察審査会が検察とまったく別個に起訴を決めたのなら、確かにそういう考えも成り立つだろう。しかし少なくとも今回は違う。検察が政治的圧力で起訴を断念したのなら、検察審査会にも小沢氏有利の証拠を積極的に示したはずなのだ。でないと政治的圧力が現実のものとなる可能性が考えられるから。
しかし実際は違った。不起訴を決めた検察が、検察審査会に対しては起訴相当を誘導する行為をしていたのだ。これはとりもなおさず、政治的圧力はなかったということを示している。検察は本当に自分たちで小沢氏を起訴したかったのだけれども、有罪にする証拠がどうしても見つからなかった、が本当のところだろう。
そして検察審査会は検察にまんまと騙されて(かどうかはまだ分からない)起訴相当を2連発してしまった。検察は政治資金報告書の会計処理の件では、有罪は無理だと分かっていたのではないか? そのため「汚い金」を絡ませたくていろいろ嗅ぎまわったのだろう。それもついに発見されなかった。しかし「金に汚いイメージ」は残っている「こいつで検察審査会を釣ろう」と考えたのかもしれない。
どこまでが最終目標なのか? やはり公民権停止で小沢氏を一定期間葬り去ることか。小沢氏ひとりを失脚させれば、全霞ヶ関官僚は安泰なのか。そんな努力はせずとも、今の民主党の有様を見てれば「この与党でもいいや」と思わないのだろうか。官僚支配からの脱却、とはいっても官僚を無くすわけにはいかないだろうし。小沢氏が官僚やマスコミにとって面白くない政策を掲げていようと、何十年もこれでやってきたんだからいろいろ対抗策はあるはずだ。それでも潰したかったのだろうか?
また、検察審査員がすべて素人の集まりだという建て前も今回は怪しい。9月14日の代表選の日に「議論は煮詰まった」といって議決をしてあげた責任者は、検察審査員と審査会長なのだ。議決の権限は審査会長が持っているのであり、検審事務局や審査補助員や検察ではない。素人がなんと政治的配慮に気を使ったことか。
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