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おかしな事が二つある。
一つは前田元検事のフロッピーディスク改変である。証拠申請もしていない物件を書き換えたとて、なんのメリットもあるまい。しかもその行為がかえって「爆弾」になってしまった。この不可解な行動の動機はいまだにはっきりしていない。
二つ目は、田代検事のICレコーダー事件である。これから報告書を捏造しようとしている者が、裏を取られる恐れのあるレコーダーを見逃すだろうか? 徹底的に検査してもカバンと上着にズボンぐらいであろう。ものの10分もあれば調べられる。それを見逃して報告書を書いているのを、単にアホだったからと言い切ってよいものか。報告書には見事な「創作」が散りばめられているというのに。結果的にこれも「爆弾」になってしまった。
うがった見方をすれば、田代検事は録音機があるかもしれないと承知の上で、石川被告の再聴取を続行した。そして後で「録音にはない」と言われるのを承知の上で、報告書にあることないこと書き込んだ。そして報告書は見事に効果を発揮して、検察審査会に小沢氏を起訴させた。石川被告にも有罪の判決が下りた。そして「時限爆弾」は小沢氏の法廷で炸裂した。
以上の二つの「爆弾」はいずれも法廷で判決前に爆発しているのである。さらに「前田爆弾」は小沢氏の法廷でも「たまやー」と歓声を上げたいくらい見事に炸裂している。これらにはなんの関連もないのであろうか? 優秀な検察組織がこの様な子供じみた間違いや見落としをするものだろうか?
笑われるのを承知で言うのだが、これらは検察が仕組んだ「安全弁」ではないだろうか。高裁、最高裁と争っていくには「持ち玉」が不足している。しかも捜査取調べのボロが次々に明るみに出されるかもしれない。しかし検察としては途中で「降りた!」とは言えない。ならば「事故」で一時営業停止になるのがベターである、と判断していたら・・・。個人の過失か心神の喪失で本社に影響のない範囲で。
「頭がどうかしてるんじゃないか?」と言われるのは重々承知している。しかしそれでないと、幼稚な爆弾製造技術と判決前に正確に爆発したこととストーリー製作に長けた検察との、整合性がどうしても取れない。村木氏と小沢氏の裁判に共通しているのは、暴かれそうなボロの目がいくつも存在していることである。ほんとにボロを手繰られだしたら攻撃者が攻撃されることになる。これは被告を有罪にすることよりも優先して防がなければならない、と検察庁が考えたら・・・。検察・警察は絶対に守勢に立ってはいけない、と考えたら・・・。
もしかすると村木氏の場合と同じことが小沢氏の裁判でも起きるかもしれない。
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