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武田教授は「救命ボート」と言ったが、私は「命綱」と呼ぶ。
それは万一原発事故が発生した場合の、個人までの連絡方法、避難の誘導方法
避難受け入れ先の指定、除染の方法と期間、被害補償の範囲と期間、原発の復旧体制などである。
これを確認できないうちに再開を認めるという事は、命綱なしに高所作業を開始するということである。
「検査して安全だと言ってるのだから・・」だけで知事は再会を認めてはいけない。
福島第一原発でさえ検査に合格して運転をしていた、ではないか。
担保も取らずに金を貸す、ようなことを普通はしないだろう。
金を借りた者が雲隠れする、ことまで考えて判を押すのでは?
国策として原発推進を行なってきた手前
原発がオシャカになった場合の研究、発表がご法度だったのは仕方ないことか。
国民に不安を与えかねない研究に「国の金は出せない!」だったのだろう。
秘密裏にでもやらせとけばよかったのに。
しかし福島第一以後は、おおっぴらに研究や開発ができる。
国もちっとは金を出し始めるかもしれない。
原子力村は依然として、隠然たる力を持つだろうが
発言を封じることはもはやできまい。
マスコミを通じて潰しにかかっても、発表の手段はほかにいくらでもある。
国民も、多様な意見が今までにあったことを知ってしまったし
それを好まない勢力が存在するのも知ってしまった。
国全体が「推進一色」になる危うさも知ってしまった。
何度も言うが、セーフティネットを確認せずに原発起動のスイッチを押す者は
「大量殺人未遂者」か「梁の上で踊るアホウ」と呼ばれるだろう。
目先の多額な交付金に目がくらみ、数十万人が何十年も不安に怯える危険を無視した
「無保険運転者」と呼んでやるがいいか?
それはそれとして
「避難を行なう場合は、家庭で複数台の車を所有していても1台に相乗りして
指定された○○市へ一目散に逃げてください」なんてチラシを各家庭に配布したら
それだけで確実に何パーセントかの住民は引っ越してしまうだろうな。
首長にすれば
交付金が入りさえすれば、多少住民が逃げ出したとしても
建物は建てられるし道路は良くなるし
為政者としては満足なんだろうか?
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