http://www.asyura2.com/09/dispute30/msg/364.html
Tweet |
日本も監視社会になりつつあるようだ。
監視カメラは、日本中どこの市町村にもあるようになった。
もちろん、犯罪の抑止や、犯罪を犯したものを探すと言うメリット
もあるだろうが、行き過ぎは息苦しいとともに恐ろしい。
宮城県では、性犯罪前歴者のGPS端末の常時携帯義務付けも
条例化する動きにあると言う。
>宮城県、性犯罪前歴者のGPS監視検討 唐突な表明に不信
感も 河北新報 1月23日(日)10時9分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110123-00000018-khk-l04
>宮城県の村井嘉浩知事が22日、性犯罪の前歴者などに対す
る衛星利用測位システム(GPS)端末の常時携帯義務付けやD
NA提出などを条例化する方針を正式表明した。
性犯罪者は再犯率が高いとは言うものの、当局に目をつけられた
ら一生、その人生は当局の意のままになると言う事か。
初めから、要注意人物の烙印を押されると言うのは、生きていて
も楽しいとは思えないがどうなんだろう。
どうも、県民の間での議論もなく、唐突に正式表明されても県民
の反発はないのだろうか。
私はこんな社会はとても嫌だ。
犯罪者ではなかったらそんなに拒否反応を示さなくても良いと言
う人もいるだろうが、国家にすべて管理される社会が健全な社会
と言えるだろうか。
つい最近読んだ、東野圭吾の“プラチナデータ”が現実になった
感じだ。
本を読んだ時、近未来の出来事を書いた本だと思っていたがどう
も、それがもう現実化しているような感もある。
もう、他人事ではない社会がすぐそこに来ている。
DNA提出を義務化すれば、検挙率が飛躍的に上がるかもしれ
ないそして、GPSを義務付けなどと言えば一件良さげに見えるが、
行きすぎると、普通に生きる人にもそれが及ぶ恐れがある。
そして管理する方には色んなメリットがあるかもしれないし、管理
し易いのが一番なんだろうが、管理される方の人権はどうなるの
か。
この制度は便利だとばかりに、この条例に追随する他県がある
かもしれない。
管理者の考えそうな事だ。それがもっと恐ろしい、
そうなれば、恐ろしい暗黒社会の出来上がりだ。
似たようなことで、今、菅政権では、自分に都合の悪い議員を排
除する傾向にあるがそれは、本当によいことなのだろうか。
いろんな多様な意見があり、いろんな考え方を認めると言うのが、
民主主義国家だと思うが、同じ考え方の人間だけが是と認めら
れる政権、党、それこそが”独裁”だと私は捉える。
>『また罪を犯すかもしれない』というだけで危険人物の烙印を
押し、常時監視するのは過剰な規制だ。犯した罪は事後に処罰
するという近代の法原則を覆すことになる
まさにその通りだと思う。
危険人物の烙印を押し、その人物を常に監視するのは、まるでブ
ロイラーのようなものだろう。
人間以下の取り扱いと言ったらよいだろうか。
アメリカや韓国ではなじめても、日本に導入となるとどうなんだろ
う。
すべて排除の姿勢だけでは、物事の解決にはならないと思うが。
しかし総理自ら、排除の論理だと他の自治体にも飛び火しそうだ。
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2011/01/post-000f.html
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。