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欧米型グローバルスタンダードからの脱却を
http://www.asyura2.com/09/dispute30/msg/193.html
投稿者 のんぽり 日時 2010 年 4 月 12 日 01:08:04: 7p9CCripgLT3w
 

 国家というものは常に独自の戦略を持つべきで決して従属してはならないとおいらは考える。
 ただ、どんな時代にも覇権国の影響を大なり小なり受けることはやむをえないことだろう。ただ、小泉のように米国に従属するために中国敵視政策を取るような思考停止外交はもってのほかだろう。

 国土や資源が乏しい日本は覇権を握ることはできない。それ故、生き残るためには優れた戦略が一番大切であり、その為の人材の育成が欠かせない。しかしながら、小泉のワンフレーズポリテックス「米百俵の精神」は活かされることはなく、ワーキングプアが急増する格差社会の中で満足な教育を受けられない層が多くなり、学力の低下が問題になるような逆の結果を招いている。

 考えてみて欲しい。欧米の主張するグローバルスタンダードとは何だろうか。人権問題を見ても、捕鯨やクロマグロでの日本バッシングを見ても、独善的な自分たちの価値基準を他民族へと押し付け、自分たちの土俵にあげた上で利益を貪ろうとするものではないだろうか。
 鳩山が乗っかった温暖化問題における排出権取引もその一つだろう。

 このような欧米と同じ文脈の中で闘うということは、孫悟空が仏陀の掌の上から逃れられなかったように、無駄な足掻きに終わるだけだろう。なぜならば、今のシステムは欧米の都合に合わせて創られたものであり、更に言えば、ロックフェラーやロスチャイルドといった財閥のような持てる者だけが得をするシステムでしかないからだ。

 彼らが意図的に起こしたとも言われる南米やアジアの金融危機を日本でも起こそうと思えばできないことではないだろう。郵政民営化に見られるように、僅かな私益(個人としては大きいが)の為に喜んで国民の財産を差し出す売国奴もいるようだから・・・。

 米国覇権に影が差しているいま、欧米中心のグローバルスタンダードによって固定化しつつある格差社会を打破する為に、新たなスタンダードの模索を積極的に世界へ発信すべきなのではないだろうか。

 その為には綿密な戦略が必要であり、有能な多くの人材が必要となり、それなりの資力も持たなければなるまい。しかしながら、今の日本の経済状態とそれを動かしている政局ばかりで政策のない政治、省益優先の行政と社会貢献を忘れた経済界や御用学者が跋扈する学界を考えると・・・格差社会の固定化と日本の衰退しかないのか。  

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コメント
 
01. 2010年4月12日 02:29:43: TKDdyoljOU
小泉の米国従属での、中国敵視は、不自然と思ったもんです。私なりに考えたんですが、国民の、経済への、不満を中国に向けたんでは?いわゆる「ガス抜き」です。捕鯨は、ひどい押し付けです。同感です。映画でも「ダンスウウィルウルブス」だったでしょうか?ケビンコスナー・・。バッファローの、舌しか、切り落とさない。作り物ですが。鯨も、エネルギーになる所だけなんでしょ。日本人は、全部無駄にしないんですから。この、覇権の言葉が、注目点と思うんです。これ、キリスト教から来る、二元論が、影響してるんじゃー・・!神と、たとえば、樹木としって、神が樹木を創ったことになりますね。ここで既に神と樹木が分かれてるんです。この、分けるといった、教え・観念から、人間と自然だって分けることになります。そこから、自然を科学したり、人工庭園やら・・。これは、西洋人の心に「征服観念」があるんです。自然さへ、征服可能と思ってるんです。ところが、東洋ここ日本では、一体といゆう言葉があります。そこが、根本とおもうんです。

02. のんぽり 2010年4月12日 16:19:52: 7p9CCripgLT3w: LrXK6I50Qk
 さすがに自然征服論は科学の世界では影を潜めてきたが、経済の世界、特に米国では儲けること=善の図式はまだまだ健在のようだ。
 その影響を受けてか、日本でもここ数年の間に勝ち組負け組の言葉がマスコミが喧伝した所為か定着している。それが功を奏したのか、金を稼ぐこと=勝ち組となり、詐欺まがいの商法が蔓延してきている。
 老舗の家訓に見られた「些かも浮利を追うべからず」といったものが忘れ去られ「情けは人の為ならず」の意味すら取り違えられている。
 つまり、朱(米国)に交わって赤(日本)くなった状態ではないだろうか。
 今の政治屋は自民・民主を問わず、新自由主義を信奉している輩が多いのではないかとおいらは考えている。

 NHKスペシャルかなんかでやっていたが、金融工学であれだけ痛い目にあった筈の米国の投資会社が、貧乏人に生命保険を掛けてそれを証券として投資家に販売する事業の説明会を開いている光景が映し出されていた。遂に、人の命まで売り買いしようとしているのである。

 確かに、人口爆発が起こる中、食糧増産に貢献した米国型経営モデルは評価される部分もあろうが、その一方で抗生物質の乱用による耐性菌の発生や、「沈黙の春」に記載されている農薬による環境汚染が海産物を通して食物連鎖の頂点にいる人間の健康障害としてしっぺ返しを食らおうとしている。

 グローバルスタンダードによって独占禁止法や労働各法、環境規正法等々の頸木から解放された企業は市場を神の手から富裕者の手に奪い取りながら、自由競争を言い募るような横暴を重ねている。これが新自由主義の実態だろう。

 今、グローバル企業の国際的な規制に乗り出さなければ、資本主義は往きつくところまで行ってしまうだろう。


03. 2010年4月15日 01:00:08: FVgN9WaGyI
いい投稿です。同意します。

人材を育てるのには、時間、カネ、教育がいる。

10年ぐらいかかる、いや、もっとかも。

企業は、利益追求ですから、すぐ目先のことしか、考えない。

したがって、国家が、国籍関係なく人材に投資する事を、考えなければならない。

資本主義は、崩壊に突き進んでいるように見える。


 フランスでは、過去日本人研究者(文系)に、年間、300万から400万生活

費を無償提供し、研究にあてた。生活費ですよ。研究費、給料は、別。

住居提供も。太っ腹なんですよ。文化は、カネが、かかる、と言う事を、

役人、学者が、知っているのです。

ここが、日本とは、違う。

 さらに、論文提出は、3年に、一回で、OK。


熟成には、時間が、かかる。葉巻、ワインでも、飲んでから、研究しましょう。


 これで、この日本人研究者、フランス大好き。

カネではなく、フランス国民のために、恩返し。


 情けは、自分に、帰って来るのです。


中国人、朝鮮人、韓国人、台湾人、フィリピン人、などなど、

みんな、日本が、嫌いになる人多い。多いですよ。


 チンピラは、何処の国にも、いる。


日本人の教養人を、育てるべき。


 その良き人は、国籍、民族、種族、関係なく、


  良い方に、対処する。


これが、日本の底力に、なる。


 なんでも、カネでは、買えませんよ!


日本に、カネがあっても、何かが、起こったとき、


 外国は、食料、燃料を、もう、売ってくれなくなる。


自国が、大変に、なるから。


以上。


04. 2010年4月17日 17:56:14: aKmX6IJiJc
国際寡頭勢力が作った世界観からどう脱却するかが今後の鍵です。
しかし、いったん壊滅的状況に追い込まれない限り、日本全体が覚醒することはないのでしょうね。(このままだと覚醒もなさそうですが・・・)

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