投稿者 metola 日時 2010 年 2 月 01 日 00:06:30: XbEFO1BzdtcZo
検察の暴走ネタをもとに盛り上がっているのを見ているのは面白い。ついつい火に油を注ぎたい気持ちになるのだが、昨今の盛り上がりには「警戒」が必要だ。
以前、梅子などが指摘していた通り、(こいつは、質の悪い書き込みが多すぎて良いことも覆い隠されているが)民主党が先の選挙に勝ったのは、それなりのメディアのバイアスがかかっていたからであって*、国民が自ら進んで自民政権を潰したかったのかというと、それは少し違うということに多くの方は同意するだろう。メディアは、自民を叩き、民主を叩き、基地問題を取り上げ、検察に疑念を抱かせながら、少しずつ国民の政治的な意識の覚醒を誘導している。行き過ぎた民衆の覚醒の産物は、何か。「歴史は繰り返す」のである。
今回の検察騒動によって、日本人が騙されていたことに気づき、日本に真の民主主義が回復すると期待している人は多い。まぁ、このこと自体は、いいことだ。大いに結構なことである。ただ、日本はこれまで、国民が覚醒して、国民の支持を得た形で戦争に巻き込まれ、多くの血を流すという歴史を繰り返している。なぜか。それは結局、日本に戦争をさせたい勢力が、メディアを使って国民を扇動していたからに外ならない。だから警戒しなくちゃいかん。
イランや中央アジアは、アメリカ政府が内部にコントロールできる機関が無かったので、わざわざNEDなどの「民主化団体」を用いて、民衆を覚醒させ、結果として搾取されているのである。では、既に「検察/特捜」や「CIA御用達メディア」のある日本で、どうやって国民の覚醒をさせるか、考えて頂きたい。
田中宇ではないが、最近アメリカのお気に入りは、やりすぎを演出して反発させ、反発によって国民を覚醒させ、覚醒した国民が分裂しているどさくさに紛れて市民団体に情報を流してコントロールするという手法である。では、日本において、この方法で国民を覚醒させるにはどうすればいいか、ぜひあなたが悪の黒幕ならどうするか考えていただきたい。
本来なら物事の背後にある悪巧みに敏感な阿修羅住人だが、質の悪い投稿に影響されたせいか、最近はすっかり情報分析力を欠いている。最近の日本のメディアの動向について、慎重に考えていただきたい。
*)「それなりのメディアのバイアス」については二年前にmixiにエントリーした以下の考察も参考までにご覧下さい。
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【国内】→【国際】仁徳天皇シンドローム
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=725502898&owner_id=5670599&
▼ 2008/02/24 23:34
4月ドラマで木村拓哉が総理大臣を…
以前の日記で、ドラマや他のメディアに流れる作品は、実に現実世界を反映しているという(ふざけ半分の)日記を書いた。
今日のネタはどうだろう
「政治にはまったく興味がなかった小学校教諭(木村)がひょんなことから議員になり、総理大臣にまで上り詰めて庶民感覚の目線を武器に奮闘する物語」
ここで、キーワードは「庶民感覚の目線」である。今の日本は、仁徳天皇シンドロームにかかっている。
すなわち、政治家が(自民党も民主党も、また他の野党も)庶民目線ではなく、莫大な金を持ってマスコミを操作できる者(別にロックフェラーなんて言うつもりはない。大抵はもっとバカバカしい者だ)に牛耳られている。民主主義というものが、資本主義のもとに形骸化しているという皮肉な状況だ。
そこで、国民は庶民感覚の目線のリーダーを必要としている。それ故に仁徳天皇シンドロームなのだ。
仁徳天皇
http://ja.wikipedia.org/wiki/仁徳天皇
『人家の竈から炊煙が立ち上っていないことに気づいて租税を免除し、その間は倹約のために宮殿の屋根の茅さえ葺き替えなかったという記紀の逸話に見られるように、仁徳天皇の治世は仁政として知られ、「仁徳」の漢風諡号もこれに由来する。』
さて、ここで注意が必要なのは、仁徳天皇の逸話は天皇家の支配の正当性を際だたせるために強調される逸話(彼の家系を見てみると作り話の可能性もある)であるのと同様、マスコミの一部であるテレビ局の作るドラマもまた、スポンサーの意に反したことはしないということだ。
莫大な金を持ってマスコミを操作できる者が、真の意味で庶民感覚の目線のリーダーを認めるはずもなく、これは、用心深くない視聴者が「庶民感覚の目線」という言葉に酔いしれ、現在のならず者自民党政権の打倒を待ち望むように導くことと関係がある。
恐らく、新しい政権は仁徳天皇の行ったように所得税の減税等を行うといい、一見すると庶民派のように振る舞うだろう。
しかし、読者は用心深くなければならない。多くの場合、テレビ局のスポンサーも相対する政党の政治家たちのパトロンも同じであることが多いということだ。
庶民目線というのは単なる幻想である。
と、今回も真と詐術を綯い交ぜに綴ってみた。どこまでが真実か、調べることをおすすめする。
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