★阿修羅♪ > 議論30 > 127.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
野党に下った自民党がさらに壊滅していくことに快哉している向きもまだあるが、こんな湯気抜きで溜飲下げに終始して(させられて)良いのだろうか。自民党憎しのあまり、その反動でか民主党なら丸ごとOK。我田解釈、忖度解釈で何でもありの状況だ。
本来は政権与党を政策ごとにあるいは政治理念の明確化を求めて是々非々の批判を重ね与党と与党政治家を磨いていくべきだと思うのだが、民主党がだめなら自民党に戻れということかなどとすぐ短絡してしまう。単細胞というべきかあるいはブラフをかけニ者択一しかないように見せかけている耕作君らによるマインドコントロールなのか。
だが、とくに「外国人」問題に端を発し、貧困化に歯止めがかからない見通し等々から小沢民主党フィーバーに少し陰りが見えてきたように感じる。筆者の欲目で見ると、11月20日にアップした「阿修羅世論」の薄いベールにあった小沢一郎の本性を的確に捉えて批判する勢力が増えつつある。また第二層部分が質・量ともにしっかりしてきているように思える。
そこで次のステップの議論に少しは耳を傾けてもらえるかなと思う。
民主党が圧勝した直後、少数党をもっと応援しバランスを取るべきだったという何人かの総括があった。そのような視点を拡大した議論である。視野にあるのは政界のさらなる大編成替え。
そこでだが、「外国人参政権、外国人住民基本法」の問題は、これが不発に終わればそれに越したことはない。が、万一ごり押しする動きがでてきた場合には、国民的な反対運動に転化し、民主、自民の両党をゆさぶっていくこと。そこに政界再編のきっかけが生まれてくることは間違いないと思う。民主党が2〜3に分裂し、自民党にも同じことが起きる。
こうした政局の流動化・うねりのなかから真に健全な与党が生まれてくる(国民が産み出させる)。そして大事なことは自民党がただ壊滅してしまえば万々歳などという能天気なことではなく、健全野党という視点が必要。圧倒的多数の一党独裁体制はよくないことはこの数か月の経験でもわかるはずだ。この圧倒的多数を背景に、副島隆彦のように銃殺だ、大粛清だと本気でけしかける輩が出てくる(これに追随する者もいるほど、社会の底流に閉塞間・疲弊感・怨念感が漂っている)。
国民の側の戦略としても、むしろ健全野党を育て、与党側と競わせるという発想が大事だと思う。森田実氏の言論の底流には、こうしたさらなる政界の再編を望見していることに気づかされるはずだ。
渡部恒三「自民党がなくなったときは、民主党を二つに割って二大政党をつくるしかない。一党独裁では絶対に駄目だ」(2009/12/22)
今日の朝日には小沢側近の言葉に「これからは、きれいに言えば政界再編、平たく言えば純化路線をとっていくんだろうな」とあった。
おそらく1回や2回の再編で理想の形がつくれるとは思われない。(政権与党を含む)見えない国家権力がメディアやあらゆる手段を使って妨害してくるだろう。国民の民度が問われる。
ついでに言えば、阿修羅世論より一般国民の方がはるかに健全な見識を持っているのではないかと常々思っている部分がある。この阿修羅世論の質を下げているのは大量に紛れ込んでいるかもしれない「耕作君」たちではないのかと疑うようになった。
今年を振り返っても、小沢代表絶対論、小沢やめるなの大合唱であった。しかし国民世論に押されて小沢が代表から降りると、民主党の人気がウナギ登りに上がって、(麻生が絶妙なタイミングで解散した幸運も重なり)今回の歴史的な奇跡を生んだのだ。このことを阿修羅民衆は良く総括すべきである。
(注)本稿は管理板のコメント欄に素描したものが基になっている。
http://www.asyura2.com/09/kanri18/msg/331.html
・コメント欄から見える阿修羅世論の構造(一考察)
http://www.asyura2.com/09/senkyo74/msg/1005.html
投稿者 仁王像 日時 2009 年 11 月 20 日 20:36:38: jdZgmZ21Prm8E
・続・ネット民族は、なぜ小沢一郎を無条件に崇め奉るのか。
http://www.asyura2.com/09/dispute29/msg/583.html
投稿者 仁王像 日時 2009 年 11 月 06 日 12:49:19: jdZgmZ21Prm8E