★阿修羅♪ > 議論30 > 125.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
今回の不況100年に一度と言われているがここから脱出する道はあるのか。一番簡単な方法は円安に持っていき、国内の製造業を活発にさせることだと思うが、ただおいそれとは円安にもっていけない。円ドル相場で円が下がり、株が上がったと思えばまた円高になってしまう。結果はまた株が下がるということの繰り返しでしかないような気がする。つまり日本経済を良くする手立ては無いような気がする。
現在の政権が取っている政策、子供手当て等の財政支援で内需拡大を狙っているが手当てを貰っても預金をされてしまっては金は回っていかない。やむなく公共投資を復活させたが果たして効果のほどはいかがなものか。
もし公共投資をやるとするなら電線の地中化というインフラ整備の方が効果が上がるのではないだろうか。現在不況の中でそれほどの渋滞が発生していない状況下で、今だからこそできる唯一の公共投資といえるのではないか。
電線の地中化では多くの人が動員される。それも交通の途絶えた夜間が狙い目になる、ガードマン及び作業員の大量動員、そして大型機械が使われずに小さなショベルカーが動き回る。それこそ電線の地中化は人海戦術的要素が多く、現在残されている最後のインフラ整備といっても過言ではない。
中国が現在のように経済が拡大した理由、私はそれを「新貨幣論」の中で書いているが、最初期は人海戦術が功を奏している。つまり多くの人に他者の労働との交換財となる貨幣を渡していくことから経済は労働と労働の交換を通して経済は拡大していく。
唯一現在の日本の置かれている不況から脱出する方法は、インフラ整備としての電線の地中化そのものでしかないと考えている。
そして電柱が林立している都会の空が文明国としての体裁を整えていく。