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彼岸楼さんへ  蟹は己の甲羅に似せて、、、
http://www.asyura2.com/09/dispute30/msg/101.html
投稿者 影の闇 日時 2009 年 11 月 20 日 22:04:46: HiXvZf/FmwPNU
 

彼岸楼さん

ご無沙汰でした。
相変わらず深読みというか、穿ち過ぎというか、、、

実は彼岸楼さんへのレスは、今回、しないで置こうと思っていました。 
コメントを一読して、ああやっぱり理解されてないなあと、ガックリきて仕舞って、、、
以前、<近代>の終焉についての小生の意見http://www.asyura2.com/07/dispute25/msg/112.htmlに関しての彼岸楼さんのコメント「近代の生成あるいは復権」http://www.asyura2.com/07/dispute25/msg/147.htmlを読んだ時と同じことを感じたのです。 丸っきり逆立ちして受け取られている! 昨年議論を交わして、少なくとも小生のスタンス(”自立”も”成熟”も問題外)はご存知と思っていただけに、余計にガッカリしました。
仁王像さんのことも手伝って、「四十歳以上は思想的変革は不可能だから、、、」というネチャーエフ(ドストエフスキー『悪霊』のモデル)の言葉まで思い浮べた程に、ね。(笑)


一体、理解されないだろう相手にどのように書けば良いのか?これが仁王像さんだったら、まぁしょうがないなぁで終わるのでしょうけどね、、そんな訳で、気持ちが一瞬にして萎えたもので、暫く失礼することにしました。
ただ、誤解されたままでいいのか?という問題もありますし、もしかして彼岸楼さんの解釈通りに受け取った方も(?)と思わないでもないので、折をみて、レスを返す積りではいました。 もう少し寝かして置く積りでしたが、行き掛かり上、今UPしておきますね。


>仁王像氏の反応は想定内のものであったはずなのにも拘わらず、敢えて氏の政治的意識をサンプリングしたことの事情(真意)を量り兼ねています。


これは或る意味簡単、小沢氏或は「小沢問題」についてのこの掲示板での議論で、強硬な否定派として、最も華々しく(?)活躍(??)なされて、目立っていましたし、特に森田実氏(リベラル派の佐高信氏と並んで、戦後民主主義の負性というべきものを無自覚なままに発散している)の言説を多用していている処も格好の標的に思えた点です。 ただ、仁王像さんの他のモノは殆ど読んでなかったし、(迂闊と言えば迂闊でしたが)「部落民」という言葉を臆することなく吐けるというのは、「市民」というより、「村民」のメンタリティであったなぁと、後から読み返して、反省することしきり。


>影の闇さんの考察によればそのベクトルが何かしらの“共和制”を指向するものになる


??? 小生が言ったのは、「民主主義」の不能性の文脈で「共和主義」の不在に言及したのであって、「何かしらの“共和制”を指向するものになる」とは全然想って居りません!


>戦後日本の政治的“自立”をさらに“成熟”へと導こうとしているのが小沢一郎である


セッ、セイジュク? 、、、一瞬我が目を疑ったのですが、この場合、僕の言ってる事の何処からそういったことが出て来るのか?と問うよりも、彼岸楼さんが何故そのような発想なり図式で理解しようとしたのか?と問う方がより本質的であろう、と思います。 

少なくとも前回、江藤淳を論じた際に、日本人の”自立”も”成熟”も不可能と僕が見立てて居るのは、彼岸楼さんはご存知のはず。 そうして、このことが異常なまでの対米従属を支える大本に在り、国民国家衰退の時代という事も相俟って、日本の国家的自立の不可能という事は言わずもがな、と思っておりました。 しかもこれまで、事有る毎に、戦後日本の国体(国家体制)としての「日米安保体制」ということを力説しております。

米陸軍第一軍団の司令部が首都東京の傍に置かれたことや急速に進む日米の「軍事的一体化」。ーこういった事を考え合わせれば、田中角栄に始まる(正確に言えば鳩山一郎からだろうけど)「対米自立」への志向を完全に(少なくとも軍事的には)封じ込める事が主眼であることは明らかでしょう。 −逆に言えば、これらの事を考慮の外に置いて発される「自立」とは何なのか?これは、彼岸楼さんに是非、こちらから聞いてみたいことです。

私が彼岸楼さんが提起なり提案された事の殆どが無意味或は絵空事としか思えないのも、このように、現実が丸で見えていないー見えても、それが意味するものが分っていないーからです。 
ーそれが何故なのか? 今回、私なりの見立て(!)を申し添えておきましょう。  

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コメント
 
「四十歳以上は思想的変革は不可能だから、、、」というネチャーエフ(ドストエフスキー『悪霊』のモデル)の言葉


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別に思想的変革する必要はないでしょう。
生活人である人間がおのれの思想をようやく創造できるのは55歳以後であると思います。「死と生そして生活」こそが人間の思想であるならば、老衰への過程に入ったとき、その人間の独自な思想は誕生するでしょう。

社会党が消滅したとき、ある地域の社会党員は柳田民俗学へと向かっていきました。民主党へと総転向していった元社会党員は数多くいて、いまや国会議員となっていますが、柳田民俗学へと下降していった元社会党員こそ思想者であると思います。思想とはおのれの経験がいったい何であったかを言語化する行為的営為であり観念哲学だけが思想ではありません。

現在の上部構造にはけして現出はしない下部構造での思想的営為があります。


2009/11/21 19:40

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