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(回答先: 続・ネット民族は、なぜ小沢一郎を無条件に崇め奉るのか。 投稿者 仁王像 日時 2009 年 11 月 06 日 12:49:19)
〔続々・ネット民族は、なぜ小沢一郎を無条件に崇め奉るのか〕
小沢一郎の政治的業績をいくら洗い出しても「売国的なもの」しか出てこない。だから「小沢の政治的業績を三つ挙げよ」と提起しても誰も応えることができない。当然である。
にもかかわらずなんで小沢一郎に入れ上げるのか不思議でしょうがない。松浦氏はこれを挑発して、「奴隷根性」「ファッショ体質」と説く(と筆者は解釈)。
筆者は、小沢信奉者の深層心理には「破壊願望」があるのではないかと考えている。
雨宮氏が赤木君らを評した「戦争は希望」にそのままつながる心理である。失業者は増え続け貧困化が加速している。若い世代が希望を持てなくなっている。時代の閉塞感が重苦しくのしかかっている。
このような状況を思い切り打ち壊しさえすれば、そこから何かが生み出されてくるのではないかという漠然とした願望である。ゆえに小沢の過去の罪状には目を瞑(つぶ)ってでも、「豪腕」と「破壊力」に希望を託さざるを得なくなる心情である。
だから梶山静六が生きていれば、彼にもまた、これらの民衆の強い思いが課せられていった可能性がある、ことは初回にも言及した。彼らに「悪(わる)気」はなくまた「工作員」でもない。この男に全権委任し救いを求めたくなる心情である。そこに病根の深さがあり、始末を悪くしている。
松浦氏が、反ファシズムのためには「権力批判」だけでは不十分で「国民批判」が欠かせないとしているのは、こういうことだと思う。実際、阿修羅でも少数派による同胞批判という構図ができている。
だが、社会の疲弊、閉塞感が深まるにつて、筆者を含む少数派はだんだん不利になっていくと考えられる。
さらに話を進めれば、小沢の目指す改憲論が受け入れられていく社会的土壌も生まれてくるということ。現にコメント欄には、9条改訂の危険性の指摘に関して
「個人的には、今の自衛隊は完全な軍隊なので海外派兵は困りますが徴兵制はあってもいいのではと考えています。2年兵役に行けば大学は無試験で学費ただなんてのもありかと思いますがどうなんでしょう。」2009/11/04 05:17
などと甘い考えを表明する部落民もいる。社会的困窮者だろう。彼らには森田氏の必死の警告は素通りしていく。まず目前の生存を維持しなければならない。
事態は容易ではない。