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Re:「世界規模での大きな政治判断」=「国際金融権力による政治判断」であろう。
http://www.asyura2.com/09/dispute29/msg/581.html
投稿者 仁王像 日時 2009 年 10 月 17 日 11:24:46: jdZgmZ21Prm8E
 

(回答先: Re: 一行アリバイを立てつつも、「東京裁判史観」に立つ副島隆彦 投稿者 仁王像 日時 2009 年 10 月 14 日 20:23:57)

[1368]私たちは、世界の大勢 に逆らったらいけないのである。投稿者:副島隆彦 投稿日:2009/10/07(Wed) 07:14:13 から再引用
http://snsi-j.jp/boards/past.cgi?room=sample1&mode=find&word=1368&cond=AND&view=10

 いいですか。1978年に、昭和天皇は、「私は、靖国神社に参拝するのは今年からやめる」と決心したのだ。それは、東条英機大将(首相)以下の、自分の部下(臣下)だった、戦争犯罪者たちが、この1978年から、靖国神社に合祀(ごうし)されたからだ。

 昭和天皇は、「世界の大勢に逆らわない」ということを、自分の敗戦後の出発点にした人だ。それで、アメリカが押しつけて、下げ渡した、現行日本国憲法(別名、平和憲法)に従い、主権者(ソブリン)の地位を去り、自ら座敷牢(ざしきろう)に入った。

 東条英機(とうじょうひでき)以下の、戦争責任遂行者たち=最高戦争指導者会議のメンバー=御前会議の出席者たちでもある(だから、天皇自身も、本当は、戦争責任がある) は、敗戦後に、連合国(対日理事会) に裁かれ、軍事法廷(tribunal トリヴューナルと言う)で、裁かれた。そして、世界を敵に回したことの責任を追及された。 そして、東条ら7人だけが、絞首刑にされ、悲業の死を遂げた。天皇は訴追から免(まぬか)れた。 世界規模での大きな政治判断があったのだ。

 天皇にしてみれば、自分の忠実な臣下であった者たちではあるが、それでも、戦争遂行政府を指導した者たちは、「世界を知らなかった」のである。それで、「アメリカに大きく騙された。お前たちは知恵が足りなかった。知識と情報と学問が足りなかったからだまされた」のである。「そして、そのために自分と日本国民に大変な迷惑をかけた」のだ。 昭和天皇は、東条らに、そのことの責任を言いたかったのだと、私、副島隆彦は、日本の筆頭の政治思想家として、判断します。だから、天皇は、「私は、もう靖国にはゆかない」と決断したのだ。

 東条ら16柱の戦争最高指導者たちの御霊を、天皇は祀ることを拒否したのである。 悲しく死んでいった他の英霊たちを祀ることには異存はない。 だから、東条らの合祀(ごうし)は、間違いであった。昭和天皇は、そのように、一人で決断して、ひとりで抗議して、以後、靖国には参拝しないストライキを決行したのだ。

その御遺志とは、「世界の大勢に逆らうな」 ということだ。

 東条英機首相たちは、極東軍事裁判(東京裁判)に掛れらて、有罪判決を受けて、そして絞首刑になった。このとき、国際社会(世界の大勢)が、この者たちは有罪だと決断したのだ。有罪を言い渡された者たちも静かにこれを受け入れている。控訴した者はいないはずだ。

〔臭うぞう〜〕
 上の文章は欺瞞に満ちている。以下、筆者の知力の範囲で指摘する。

 「天皇自身も、本当は、戦争責任がある」なら、東京裁判の判決そのものに疑義がある。もっとも本質的な事柄を不問に付して「世界規模での大きな政治判断」があり、天皇は訴追を免れたなどと見え透いたレトリックを弄して、東京裁判史観を受け入れるのである。
 「天皇自身も、本当は、戦争責任がある」ことと「昭和天皇は、東条らに、そのことの責任を言いたかったのだ」とは大きく矛盾する。副島が尊宅する天皇の気持は、東条らに一切の戦争責任を転化しているそれである。こんな辻褄の合わないことを「筆頭」政治思想家は恥ずかしげもなく言ってのける。

 「天皇自身も、本当は、戦争責任がある」「東条ら7人だけが、絞首刑にされ、悲業の死を遂げた」「悲しく死んでいった他の英霊たちを祀ることには異存はない」「本当は、東条英機たちだって偉かったのだ」などの言辞は東京裁判史観ではないかのように装う見え透いた一行アリバイである。

 「有罪判決を受けて、…控訴した者はいないはずだ」など臆面もなく言ってのけるこの「学者」の知能を疑う。まだ、戦争が終結していない占領下の軍事裁判に控訴する仕組みなどあるはずがない。裁判そのものが国際法違反の不法なものであったという「学問的」認識が基本的に欠如している。

 最後に強調したいのは、表題のことである。第二次世界大戦を企画・演出した国際金融権力によく協力して戦争遂行したので、かれらが救いの手を差し伸べてきたというのが真相であろう。つまり高橋五郎氏が「英米連合国側が軍事戦で敗れた天皇(日本)救済に回るのは必然だった」指摘↓していることである。

 総括として、副島隆彦という男は太平洋戦争(大東亜戦争)の真相の数歩手前で引き返し、国際金融権力の提灯持ちの役割を演じているピエロ・言論詐欺師(2chでも言われている)というになる。

・天皇は、連合国と枢軸国双方の戦費を賄う“大スポンサー”/高橋五郎
 http://www.asyura2.com/09/dispute29/msg/504.html
 投稿者 仁王像 日時 2009 年 8 月 20 日 20:02:55: jdZgmZ21Prm8E  

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