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引用やデータが出ないので、政治版から移ってきました。
疑問点の@は、増税によって、高所得者が海外へ移住する量が議論の種になるほど多いと予想されるか。
A高所得者への増税によって、産業の海外移転、国内空洞化が進み、雇用が今以上に失われると共に、他の産業の創出も出てこないと予想されるか。
B既存の蓄積資本が姿を変えたりして海外に投資され、これにより国内資本が不足して、金利の高騰・経営不安が高まると予想されるか。
なんでもグローバル化を回答の鍵にしてしまうのは乱暴だ。
定量的な推定のフレームたちができないならば、具体的にどんな状況の人、(たとえば都内の中小企業の経営者の多くが、米国やドイツだとか、あるいはブラジルだとかに、自分とともに企業の海外移転を行う。あるいはトヨタのような大企業の幹部達のほとんどが。芸術家とか、メディアの人とか、医者とか、とにかく高所得の人ならば1割程度はとか)海外に移住するとか。
そういうイメージを考えると、かってオーストラリアに出たリタイアー者進出のように極めて限られた人と、その総計の所得に過ぎないことが見えるだろう。
経済システムはかなり複雑なので、安易に定性的なもので判断できないのではないか。
そもそも、海外への漏出というのはいろんな見方のある問題なので、ある程度の議論の種を持っていてほしいものだ