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もし、サウジアラビアが石油収入を国民に平等に分配する国だったら?
石油収入100億ドル、人口1億人、ひとり頭100ドルの分配。
移民自由にする。移民にも平等に分配。1億人移民が流入。
100億ドルの石油収入を人口2億人で分配。ひとり頭50ドルの分配に減少。
既存の先住国民は、当然、怒るだろう。
だから、移民を自由に受け入れることなんてしない。
まあ、実際には、石油収入が全国民に平等に分配されているなんてことはないから、
単なる思考遊びにしか過ぎない訳であるが。
日本にしたって同じこと。日本の場合、対外経常黒字を基盤とした税収をどのように分配するか?
経常黒字維持拡大に貢献してくれる移民ばかりが来てくれたら良いが、分配金にぶら下がろうとする
低レベル移民が多く来た場合。既存の日本国民にとっては、マイナスでしかない。
このような諸々の問題を解決するには、世界統一通貨、世界政府、世界統一税制(所得税・資産税の累進課税)
世界レベルでのベーシックインカム、世界レベルでの同一労働・同一賃金といった大変革が必要になるはず。
それでも、地下資源の掘り出し量や農産物生産量には限界があるだろうから、人口抑制しないと
ひとり頭の分配額は下がらざるを得ない。