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小沢一郎を絶対に日本国の首相にしてはいけなかった!
http://www.asyura2.com/09/dispute29/msg/316.html
投稿者 仁王像 日時 2009 年 5 月 12 日 20:35:57: jdZgmZ21Prm8E
 


 以下に松田氏の著作の要点のみを抜粋した。読者はぜひ本書を手に入れて読んでいただきたい(後半は、半日で読める)。著者は西松献金事件よりはるか前から、取材に基づき小沢の金権体質、傲慢体質、独裁体質を批判している。東京地検から再三にわたってマークされていたことも分かる。
 著者が西松事件から豹変したのではないことを十分に踏まえて虚心に読めば、筆者と同じ感慨を持つ人も多いのでないだろうか。

『闇将軍 野中広務と小沢一郎の正体』松田賢弥/講談社‘03年から要点抜粋(<>は中見出しのみ)

〔小沢一郎〕
<岩手ゼネコン疑惑>
<“裏選対”桐松倶楽部>
・鹿島の元幹部はこう語っている。
「鹿島が小沢に接近し、全面支援にまわったのは、完成すれば総額2千億円ともいわれる胆沢ダムのビッグプロジェクトの幹事会社を受注したかったからなんです」
 つまり、小沢の“天の声”を得るためだというのだ。
<岩手支配の恐怖>
・ゼネコンをフル回転させることで業者を縛り、反旗をひるがえす者は容赦なく干し上げる。そこにあるのは「恐怖」というキーワードだ。

<「別格なんです」>
・建設省の中堅幹部は、「絶対匿名」を条件に重い口を開いた。小沢は、下積みを重ね、政務次官や自民党の部会長を経てボスにのし上がっていく、いわゆる族議員ではなく、ある意味で最初から超然たる立場にいた“建設省のドン”だというのだ。
 ゼネコンと癒着し、地元・岩手県を意のままに操る小沢の水脈をたどれば、旧田中派−竹下派(経世会)時代、田中角栄や金丸信の権勢の牙城であり、金城湯池だった建設省に行き着く。そこで小沢は「小沢学校」とも「小沢を囲む会」とも呼ばれる官僚人脈をみずから着々と形成していった。
・1993.12.19には、地元紙・岩手日報のインタビューに応じ、「ゼネコンからだって、選挙の応援を受けたり、資金提供を受けてなぜ悪いか」と、検察への挑戦とも思える“爆弾発言”をした。
<胆沢ダムをめぐる“天の声”疑惑>

<70日ぶりに開いた恫喝会見>
・1994.1.17午後4時、衆議院内の第25控室−。
 1993年11月以来中断していた小沢の記者会見が再開、最初は冗談交じりの笑顔と振りまいた。
 ところが会見がはじまると一転して、記者たちを恫喝しているとしか思えない“独演会”に変貌していった。腕を組んで相手をキッとにらみつける。突っけんどんな物言いをする。机をポンとたたく。声を荒げてツバを飛ばさんばかりにまくしたてる。高慢で不遜な態度をいたるところでのぞかせた。
<民主主義否定の独裁感覚>
<メディア“は米つきバッタ”か>
・小沢が「適法」と繰り返していた鹿島からの献金500万円は、その後、政治資金規正法上、届け出のない任意団体で処理していた事実が発覚。
 この任意団体は、ニューライフ研究会、近代都市政策懇談会、いっしん会、一陽会、21世紀研究会の五つ。無届のため、公表したくない献金等を受け入れ、処理するには格好の存在。

<理解しがたい一方的な通告>
・そもそも小沢は公党の代表幹事で、細川連立政権の中心人物だった。その人物が、自分に不利益なことを書かれたからといって、書いたメディアを取材から排除するというのは、メディアのもっている情報へのアクセス権の剥奪であり、報復以外のなにものでもない。
 メディアの存在、生命線の否定である。小沢はごく一部の小沢側が選別したメディアに登場する以外は、取材を週一回の会見に限定していた。(こうした選別は)戦前のファシズム的な発想と同じだ。
<「証人を出せ>
・小沢のゼネコン疑惑に関する弁護士を介した小沢側の抗議の要旨は、
 B小沢事務所の人間が東京地検特捜部の事情聴取を受けたとの記載があるが、かりに事実とするなら、いつ、だれが、どこで聴取されたのか、裏付ける証人、証書を明らかにされたい。
 以上の要求が達成されなければ、記事の全面取り消しと、朝日、毎日、読売三大紙に謝罪文を掲載することを要求する。この問題が解決するまで、小沢および小沢事務所に対する取材(記者会見)は遠慮されたい。

 <メディアへの踏み絵>
・断っておくが、東京地検特捜部が1993年秋以降、数回にわたって検事を岩手に派遣していたことが確認されている。小沢後援会内部が、動揺していたのも事実である。
・小沢はゆがんでいる。メディアは自分の意向にしたがわせることができ、自分のイメージアップのために利用可能な“私的機関”としてとらえている政治化である。
<国民を愚弄している>
・小沢は、メディアの先に存在するもののことを考えたことはないのだろうか。小沢は、憲法や法律、民主主義のルールを非常に重視するポーズを見せる政治家である。ルールが自分にとって都合がいいときは、ことさらにそれらの形式論理を強調する、そうでないときは、強引にねじ曲げたり、無視したりする。

<支離滅裂の暴言の由来>
・一時は小沢の側近だったある代議士は言う。
「小沢は自分の意のままになっているときは決断力があるが、一転、真っ正面からバーンと攻められるとグラグラしてしまう男だ。攻撃されると弱い。他人を信用しない。小心な男だが、それをマスコミは虚像化してしまった」
<最下位当選で人間が変わった>
・泉大八(元小沢後援会のナンバー1)「一郎が変わったのは昭和58年ごろからであった。
 その後、昭和62年11月、内閣官房副長官になり、日米貿易摩擦で建設、通信交渉のためアメリカに渡るようになってから、人間がすっかり変わった。ひとまわり大きくなったのではなく、まるで尊大になってしまった。一郎はあのとき、アメリカと仲良くなっちゃった。平成元年8月、自民党の幹事長になってからは、人の言うことにまともに聞く耳をもたなくなった。アメリカの言うことは聞く」。

<「巨大な利権の巣」−防衛産業>
<地検特捜部も注目していた>
・東京地検特捜部は1993年3月、この戦略研究センターの関係者を聴取し、書類の調査も行っていた。地検が、ここが利権の温床であるとの疑いを抱いていたことの証左である。
 

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