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・「官僚と戦う」というのは確実に約束されていることなのかい?――小沢は約束している
http://www.asyura2.com/09/dispute29/msg/309.html
投稿者 南青山 日時 2009 年 5 月 09 日 10:47:51: ahR4ulk6JJ6HU
南青山氏が上に紹介した小沢民主党の「官僚と闘う政策」の中身の意味するものを、ヤコブ・モルガンから<官僚政策>に的を絞って下に引用しながら考えてみたい。(本書の出版された94年、小沢は新生党の代表幹事、前年に自民党を離党)
「小沢」民主党のマニュフェストの「「行政の無駄を徹底的に無くす」「分権国家を実現する」とあり、天下りの全面廃止、特殊法人、独立行政法人、特別会計の原則廃止、国家公務員の人件費の二割削減、国会議員定数の一割削減、地方分権の実現、補助金行政の廃止」というのは、一般国民には受けるだろうし、知識人もにわかには反論しにくい文言になっている。ネット善人たちもこれらの語句に自分の思いを上乗せして理想化した解釈をしてはいないだろうか。
今から15年も前に、早くもヤコブ・モルガンによる小沢評は驚くほど鋭く、今日の状況をも良く言い当てている。この著者の見識は生半可なものではない。
「連立指向」「独裁体質」「二大政党制」「官僚の弱体化」「地方分権」「自衛隊の国連への献上」「政治のリーダーシップ」などは自民党離党直後から、小沢の一貫した政治思想であったことが分かる。そしてこの著者の説く解釈は、ネット善人が思いを寄せるような解釈とは180度も違う。どちらが真相に迫っているのであろうか。著者は小沢のレトリックに騙されるなと言う。
Aに引用した記事も「小沢も…腐敗政治への国民の怒りをとらえて…民主主義をさらに大幅に制限し」とある(この記事全体に興味があるわけではない)。同じ伝だ。
このようなテーマを解明していくことこそが、ネット部落民に許された特権ではないかと思うのだが、なんだか訳が分からないがアサッテの方を向いて刃(やいば)を振り回してきた。逆にいううと、なにかに大きく操られていはしないのか。集団催眠なのか。代表辞任も確定した今(小沢院政の可能性有り)、少し頭を冷やして冷静になってはいかがだろうか。
@『日本改造なんてとんでもない 悪魔の使者・小沢一郎 あの強腕を裏で操るのは何者か』ヤコブ・モルガン/第一企画出版‘94年から抜粋
<世界統一政府樹立に身命を捧げる小沢一郎>
・小沢は世界の戦争や紛争が「世界支配層」の計画によって意図的に起こされていることを知っている。知っていて世界平和を叫んでいるのだ。そのために、小沢が目ざす日本改造のプログラムとは次の通りだ。
о自民党を政治スキャンダルで倒し連立政権を樹立する
о細川政権を操り選挙制度を変革し小選挙区制を確立する
о二大政党制をつくり一方の領袖として政治を独占化する
о官僚制を崩壊させ地方分権をはかると同時に新たな独裁制を敷く
о憲法を改正し、自衛隊を改組して国軍とするが、この軍隊は日本国民のための軍隊ではなく「世界政府」に奉仕する軍隊である
о市場開放、規制緩和を行い日本の防衛体制を崩壊させる
оコメ輸入を関税化し食料安全保障に亀裂を入れる
о消費税を導入、歯止めのない国際貢献に走る
<小選挙区制は小沢独裁政権を作るため>
・細川政権実現の裏には小沢一郎と創価学会の池田大作の共同謀議があったと推察される。小沢も池田も「世界支配層」ユダヤ・フリーメーソンの日本における大物代理人であろう。この両名が受けている命令は日本の解体と対米、対国連追従政策であり、その行き着くところは「世界政府」への従属国家である。
実はこのような日本政界の大激動は20年も前から計画され周到に準備されたものである。
<『日本改造計画』は、日本を米国に売り渡すための計画>
・小沢はこの本の中でいくつかの重要な発言を行っている。小沢がユダヤに奉仕するフリーメーソンであり、朝鮮半島の支配力、すなわち統一教会の全面的なバックアップを受けていることを証明する数々の記述がある。
<中央集権破壊は小沢独裁のためのステップ>
・小沢が日本人を「規制」好きの国民であるとし、「規制」の緩和を目論むのは実は別の目的がある。官僚による中央集権体制の崩壊であり、日本国家の解体である。そのためには中央官庁のもつ数万とも言われる許認可権、規制を撤廃し、官僚の力を殺ぎ政府を弱体化させることである。
<強力なリーダーシップとは小沢独裁のこと>
・小沢は次のことを提唱する。
о政治のリーダーシップ確立
о地方分権
о規制の撤廃
まず低質な政治家が一体どうやってリーダーシップをとろうというのか。
日本の国策や政策は殆ど官僚が作っている。政治家は立案能力もなく官僚主導のままそれを追認している。官僚は一生をかけて、それぞれの省庁で専門家となっている。バランス的に見れば官僚の力の方がはるかに優秀である。
政治にリーダーシップがないのは政治家に実力がないからであり、身から出たさびである。小沢の狙いは政治家がリーダーシップを取るという普遍的なことを言っているのではなく、自分自身がリーダーシップを取り、日本を大改造することを宣言しているのである。
太平洋戦争後、…唯一官僚機構だけが戦前のまま殆ど無傷で残された。この優秀で真面目で責任感の強い官僚たちがいたからこそ、日本は戦後の焼け野原から立ち直ることができたのである。日本の官僚は倫理観も高い。倫理という点では政治家など足元にも及ぶまい。
その官僚の優秀さは現在の日本でも不変である。小沢はその官僚機構を潰し、自分の意のままに操ることのできる集団に造り変えようとしている。
<小沢のレトリックに騙されないために>
・小沢は戦後日本の政治に三つの問題があるという。
о権力のいたずらな分散−自民党の権力と政府の権力に分化
о政策決定の体制自体も統一を欠く−閣議が形骸化
о権力をめぐる競争がない−「和の政治」満場一致の原則
小沢は事あるごとに強いリーダーシップ、権力、競争の原理と言うが、問題は、政治家ひとり一人に、国家としてのビジョンや戦略を考える見識があるかということだ。
小沢の狙いははっきりしている。権力をとるのは最終的には自分だということである。そのためには手段が欲しい。戦術としてのアジテーションである。そして日本国民は小沢のレトリックにうまく乗せられようとしているのである。
<不気味な小沢親衛隊の官僚たち>
・小沢は「21世紀研究会」なる官僚グループを私兵として養成、吉田と同様、これら官僚たちを総選挙で議員にするつもりだ。しかし、彼らが目指すものは日本の独裁政治であり、ユダヤ・フリーメーソンに操られ、「世界支配層」そしてその手先であるアメリカに奉仕する国家である。
21世紀研究会のメンバー。
(中略)
小沢人脈をたどると朝鮮半島に関わりのある人物が多い。小沢自身も守勢の秘密をかかえているようだ。小沢のバックには勝共連合、統一教会・文鮮明そして平行してユダヤ・フリーメーソン、「世界支配層」がいるようである。そしてそれこそが誰もが小沢一郎を恐れる最大の理由である。
<小沢の青写真は戦前の大政翼賛会政治>
・首相官邸の機能を強化するにあたって小沢は首相ブレーン拡充を考えている。官邸組織の拡大ではなく補佐官制度の確立である。要は、首相の権限を強化するために機能別の専門補佐官を側近にしてデコレーションすることが目的である。
これでは国政の重要事項のほとんどは首相とその側近によって処理されることとなり、独断専行がまかり通り、密室政治の温床ともなる。小沢一郎の考えることはすさまじいにどこまでも「独裁政治」の構造である。
政治の黒幕が政治改革とは笑止千万
・小沢によれば、権力の中枢は「官」であり、政治家は「民」の代表にすぎないとなる。「官」としての政府が政治の頂点で政党による政権は統治機構の外部の存在にすぎないと言う。
果たしてそうだろうか。日本の政治体制は昔から政・官・財の三極構造であり、「民」はそれこそ統治機構のはるか枠外であった。政治家が権力の外部的存在であるなどという表現は民をあざむくものである。
小沢が官僚攻撃をするのは狙いがある。官僚機構の弱体化であり、地方分権、首相官邸への権力集中化のためである。
<小沢のいう地方分権とは国家解体の第一歩>
・小沢は中央集権主義者である。その小沢が中央の権力を限定すべき、という裏には既存の官僚による中央集権的体制を崩壊させよるという意味がこめられている。…権限をことごとく地方に委譲して官僚パワーを弱体化、そしてトータルの官僚機構を崩壊させ、その後、小沢の息のかかった中央官僚とともに「強いリーダーシップ」を発揮、再び中央集権国家体制を構築する腹でいる。
<行革審の答申と日本改造計画が瓜二つ>
・細川政権下93.10.27、臨時行政改革推進審議会(第三次行革審)の、答申の骨子は次の通り。
о縦割り行政の弊害を是正するためんお中央省庁の再編
о一極集中の解消を狙いとする地方分権推進基本法の制定
о行革推進本部の内閣への設置
実に驚くべき内容である。小沢一郎が行革審のアイディアをベースに『日本改造計画』を著したのか、それとも行革審が小沢の指示のもとに同じ内容の答申を用意したのか。どちらであるにせよ、この両者が同じ「陣営」であることは間違いない。行革審メンバーの瀬島龍三はバリバリのフリーメーソンである。
A21世紀にめざす新しい日本の目標
http://www.jlp.net/historical/seifu4.html
・小沢氏も、こうした内外の問題に機敏に対処し、解決を保証するのために「リーダーシップの政治」の実現をめざすと明確に述べています。腐敗政治への国民の怒りをとらえて「政治改革」と称して与野党を巻き込み、国民の民主主義をさらに大幅に制限し、議会制度を空洞化させる2大政党制への小選挙区制度を導入しました。