★阿修羅♪ > 議論29 > 297.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: 小沢一郎『日本改造計画』の陰のライターは米国から派遣された女性秘書だ、との説もある 投稿者 仁王像 日時 2009 年 5 月 05 日 14:09:48)
・小泉路線と変わらない?「日本改造計画」を読む 2006年5月
http://taxhouse-lab.jp/money-con/?p=78
偽メール問題でガタガタになった民主党の代表に、「剛腕」の異名を持つ小沢一郎が就任した。自民党からは「古い自民の人間」「小泉路線と変わらない」と批判されているが、彼の政策とは一体どんなものなのだろうか。
小沢氏は代表選挙の政見演説で「13年前に世に問うた『日本改造計画』を具体化させる」と言っていたので、著書『日本改造計画』(講談社)を読んでみた。
本の冒頭で、アメリカ国立公園のグランドキャニオンに柵がなかったことを挙げ、もし日本の観光地に柵がなかったら、管理者は非難されるがそれが問題だと指摘する。柵を作れという、なんでも規制だらけの社会では自己責任が貫かれないからだ。そこで、変革の柱の1つとして、規制の撤廃を掲げ、経済・社会活動は最低限度のルールにとどめ、基本的に自由にすべきだと主張している。これを読む限り、「小泉政権の規制緩和・構造改革こそ格差社会の要因だ」と非難しているのと矛盾するような…。
しかし小泉自民と違うのが、大胆な公共投資の提言だ。全国的な新幹線網の整備、地方中核空港の整備、高速道路網の整備など、公共事業のオンパレード。田中角栄を彷彿とさせる、旧来の政治手法と自民党が批判するのもよくわかる。
自民党とも民主党ともズレを感じる政策だが、彼の最大の目標は政権交代を行うこと。そのため、政策の違う民主党の旧社会党系勢力は斬り、自民党の反主流派と合流し、公明党を味方につけ、政界再編を画策しているのではと噂されている。
「壊し屋」といわれる小沢氏だが、壊し屋は小泉首相だけでもう十分。小沢氏には、破壊の後の建設を期待したい。