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私は、今の経済危機は、自然災害などによって招来されたとか、たまたまアメリカの強欲資本主義が暴走した結果という類のものではなく、資本主義が当然にして行き着いた結果であると考えます。
だから、今やらなければならないことは、大企業・資本家の延命を助けることではなく、大企業を国民の管理下におくことを通じて、社会主義への展望を切り開くことだ思うのです。
≪以下赤旗から引用≫
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2009-03-18/2009031808_01_0.html
志位 私たちは、資本主義が衰退していって、その先に私たちの目指す未来社会、社会主義の社会があるとは考えていないんですよ。資本主義が健全に発展していくことが次の社会を準備することになると思っています。ですから、節度ある形で大企業には応分の負担を求める、国民の生活は豊かになる、そうすれば、日本経済は草の根から力を得て発展していきます。それは私たちの理想が遠のくのではなくて、むしろ、熟した柿がポトッと落ちるように、次の社会への発展の条件をつくることになると考えています。ですから、私たちが政権に参画したとしても、大企業との関係では共存していくと。大企業には健全に発展していってもらわないと、困ります。
二木 すると、働くものが「資本主義ってつらいよね」と思って進むものではないと?
志位 まず資本主義の枠内でも「国民が主人公」の日本にすすむ。「ルールある経済社会」をつくる。それでもなお解決できない問題があらわれてくると思います。そして世界的規模でもさまざまな問題が問われてくると思います。いま世界的な規模で飢餓の問題がある、貧困の問題がある。あるいは投機の問題がなかなか解決できず今回のような恐慌という事態がおこってくる。地球環境の問題もある。こういう世界的規模で問われるいろいろな問題がありますね。こういう問題が、資本主義という「利潤第一」「もうけ第一」という体制で根本から解決できるのか、ということが世界的規模でも問われるなかで、次のステップにいくのではないかと考えています。