オバマはイギリス系米人とインドネシア人に育てられた半白人である。黒人のＤＮＡは入っているが、なにせ生物学的な父の方は一緒に暮らしたこともないアフリカの留学生であったので、黒人の親からの影響は全く受けていないといっていい。影響を与えたのは母の方、そしてあえていうならインドネシア人の事実上の父親だろう。

黒人初の大統領とはいいながら、実際は白人サイドから出てきた、という点を指摘するならわかるが、一体どうすればユダヤ系になるのか？これはただの単純な出来の悪い電波だ。

コシミズは「悪者」といいたいときに「ユダヤ人、朝鮮人」といい、
「味方」といいたいときにその代用概念として「中国人」といっている。
全てを人種、血統のせいにして時事を解説しようとしているのは明らか。
またそこまで単純化するから、底辺のＢ層以下を党員に呼び込むことができる。

無論、人種論、人種主義というのは、一つの大きなテーマであり、現在進行形で
国際関係に影響している要素ではあるが、それにしても、「嫌いな奴は
みんなユダヤと朝鮮」なんていう程度の話じゃ仕方ない。そんなこといってると
周りに集まってくるマトモな類のサポーターもいなくなる。

それはそれでいいので、陰謀論で集まったコミュニティーが
活動するのも本人達が楽しければ誰かが邪魔する必要もない。

しかし、程度の低い嘘はいかん。全てが台無しになるからだ。

コシミズは自分でもオバマがユダヤ人でないことはわかっているはずだ。
それでもあえてそう主張するのは、有名な敵をでっちあげることによって
党の指針たるところのユダヤ糾弾作業をわかりやすく大袈裟にすることができる
からだ。要は、大きなことをいって客を楽しませ、金を払う党員を増やすのに
一番簡単な方法をとっている、それだけなのだ。

無論、はじめから詐欺目的でやっている一部の伝道活動師やプロ陰謀論者も
昔からいるのだが、コシミズの場合は、はじめはそうじゃなかった。
妄想半分でありながらも、真剣に真実を見つめようとする態度は持っていたのだ。
おそらく全体の１割くらいだろうが、コシミズの説にも見るべき部分はあるのだ。

それゆえに、最近のウンコ臭いデマ、嘘の垂れ流しは自堕落にしかみえない。
党員を増やして金を取ることしか考えてないから、低レベルなデマで吊ること
しかできないのだ。昔からの支持者がよくまだいるものだと感心する。

一体、ソースはどこです？私は絶対そんなことをヒラリーが言うわけがないし、言ったと報道されるわけがないことを十分確信しているので、質問する気さえないんですが。

ヒラリーの祖母だったか、死別で独身になった後、余生を過ごす相手としてユダヤ系の同世代の老人と籍を入れた、ということだったと思います。ヒラリーはイギリス系の移民なので、オランダ系ユダヤなんかと全く無関係です。