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不安抱え参院選へ始動=開けぬ展望、結束に課題−公明【時事ドットコム】
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009120500375
公明党は5日の全国県代表協議会で、参院選の第1次公認候補を発表し、選挙準備を整えた。
5人の現職を引退させ、世代交代をアピールするが、衆院選敗北の責任者で自身も落選した太田昭宏前代表を「特別扱い」して比例代表に立てることへの不満もくすぶる。1
998年以来となる野党での戦いとなる上、自民党との距離をどうとるかも悩ましく、不安が募る中での出発と言える。
「全議員が団結し、心を一つにして戦い抜き、断じて勝利していこう」。
口那津男代表は同協議会でのあいさつで結束を訴えたが、党内は一枚岩とは言えない。
太田氏の公認には、支持母体である創価学会内も含め「世代交代に逆行する」「山口代表が指導力を発揮しずらくなる」など反対の声が出ていた。
公認発表が通常よりも遅れたのは、内部の調整に手間取ったからにほかならない。
結局、政界入りする前に学会の青年部長を務めた太田氏の組織内での「圧倒的な知名度」を重視した格好だが、「新しい公明党」(山口氏)というメッセージが弱まることは否定できない。
一方、山口執行部にとって、党勢の退潮傾向に歯止めを掛けるとともに、民主党の参院での単独過半数を阻止し、選挙後の政局展開に柔軟に対応するというのが基本戦略。
そのため、国会では「自民離れ」を進めるが、選挙協力を解消すると、票が目減りしかねないというジレンマがある。
実際、選挙区で公明党が自民党候補を支援し、比例代表で同党から支持者を紹介してもらうバーターをこれまで行ってきたため、党内には「選挙は自公でやるほかない」(幹部)と見る向きもある。
山口氏は3日、自民党の谷垣禎一総裁らと就任後初めて正式に会談。
民主党に支持組織を切り崩されつつある自民党側が「連立10年の実績」を背景に、選挙協力継続への期待を示したが、山口氏は言質を与えなかった。
参院選勝利への展望が開けない山口公明党は、手探りの対応を当面強いられそうだ。
(2009/12/05-19:01)