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Re: 『死の扉の彼方』 - モーリス・ローリングス著 第三文明社刊
http://www.asyura2.com/09/cult7/msg/236.html
投稿者 スットン教 日時 2009 年 7 月 27 日 18:00:24: CmuKS.2SNuq/E
 

(回答先: アクセスジャーナル:<ミニ情報>創価学会の要人が脳死状態との情報ーー衆議院選挙絡みの怪情か 投稿者 ロシアチョコレート 日時 2009 年 7 月 25 日 23:47:16)

学生だった十代の終わり頃読んで、その後の私の人生の道行きに多少、
影響したかも知れない本です。眠れぬ夜のネット散歩で見つけたので
勝手に転載させて頂きます。



 この間モーリス・ローリングス著「死の扉の彼方」は絶版本だから手に入らない旨を書
いた。手に入った。古本屋サイトでなら絶版本も買える。いやあ、インターネットは便利
だね。

 臨死体験者で地獄を見たのは自殺未遂者だけだ。ならば自殺さえしなければ大丈夫なの
だな? と思ったが、残念ながらそうじゃなかった。モーリス・ローリングス博士は医者
である。他の臨死体験研究者は医者じゃないから、実際に臨死体験をしているその瞬間は
見てないんじゃないの? だから取材をした臨死体験者は天国を見た人しかいないんじゃ
ないの? と博士は言う。博士によると、実際には臨死体験者の半数は地獄を見ていると
いう。「先生! 私を死なせないで下さい。私をこんな恐ろしい世界に行かせないで下さ
い!」とわめいていた患者が、後で聞くと「はあ? 私はそんな事言ってませんよ」と言
うのだそうだ。いい記憶は残るが、悪い記憶は忘れ去られてしまうのだと言う。だから安
楽な世界を見た臨死体験者ばかりとなる。

 モーリス・ローリングスによると、臨死体験者の見た地獄は以下のようである。





















No.死にかけた理由見た地獄
1トレスル(構脚橋)から足を踏み外し、池に落ちた。火の大海の岸辺近くに立っていた。火の中には誰もいない。そばをキリストが通りかかった。「もし彼が俺を見てくれたらここから救い出してくれるはずだ」と思った。キリストは彼を見、彼は生き返った。
2心臓発作なにか陰気な部屋に入っていった。窓からグロテスクな顔の巨人がのぞいていた。窓の下枠にはちっちゃな小鬼だか妖精だかが走り回っている。巨人はいっしょに来いと手招きした。外は真っ暗でトンネルか洞窟のようだった。
3膵臓の炎症長いトンネルか洞窟のような所を浮遊しながら動いていた。地下のようだった。そこで働いているものの中には半身半獣みたいなのが幾人かいて、分からない言葉で話し合っていた。光を放射している白い衣をつけた大きな人が現れたので「イエス様、助けて下さい!」と叫んだ。「今と違う生き方をせよ」と言われ、戻された。
4闇の中を下へ下へと降りていった。やがて巨大な炎の球が見えてきた。自分のわきに霊的な存在者を感じた。その生き物は彼を連れて炎の球の中に入ろうとした。同時に遥か上の方から声が聞こえた。英語ではなかったので内容は分からなかったが、神の声だった。彼は引っ張り上げられた。
5アスピリンを大量に飲んだ。地獄の鬼(デーモン)達が彼女を傷つけようとしている。
6ヴァリウムを大量に飲んだ。暗い穴をぐるぐる回りながら降りていった。するとキラキラする赤熱のスポットが見え、大きくなっていった。真っ赤で熱く、火が燃えている。地面はじくじくする泥で、足までつかっていた。「おお、主よ、私にもう一度チャンスをお与え下さい」と叫んだ。どうやって戻ってきたか分からない。
7アミタールを大量に飲んだ。大きな不吉な感じのする洞窟で、2人のサタンが引っ張り合っている毛布の上に乗せられ、上下に揺すぶられた。
8暴漢に襲われ、殴る蹴るの暴行を受けた。途方もなく大きな真っ暗闇の空間だった。光の存在がいたが「自分は死の天使だ」と名乗った。「お前を連れていくこともできるのだが、2度目のチャンスが与えられているだろうから、今は帰ってよろしい」と言われた。

http://f55.aaa.livedoor.jp/~mclass/essay/No38.htm



引用元のサイトでは触れられてませんが、天国体験の話もありまして、そちらの方も、
なかなか宗教的な感動を受けます。天国の門番が閻魔帳(キリスト教なら命の書でしょ
うか?)を開いて通行を許可してくれる話もあります。

翻訳者は、キューブラー・ロスの『死ぬ瞬間』も訳した方で、広く受け入れられること
の難しい内容ながら、著者のローリングス氏が「救いはキリストをパーソナルに知ること」
と主張している点を強調しています。現代アメリカ版の『往生要集』ですね。

サイト主の方は、クリスチャンじゃない日本人はどうなるのだと騒いでおられますが、
本書の終わり近くに、ふと日本にまつわる逸話も出てきます。

絶版ですから入手はやや難しいですね。第三文明社刊ですから、創価にでも頼んでみたら
良いかも知れません(笑
 

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