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「鄭州のアジア最大の立体交差橋から多くの亀裂発見」という記事が掲載された。(中広網 http://life.gmw.cn/2011-11/25/content_3048023.htm )
アジア最大といわれる中国鄭州の立体交差橋
これは、住民から立体交差橋に亀裂があるという通報を受けた記者が、河南省交通庁に取材の申し込みで得た特ダネだ。交通庁担当者からは、多忙を理由に直接取材することができずに、以下文書を手渡されたそうだ。
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2009年に0.1〜0.2ミリの亀裂が発見されていた。検証した結果その原因は過積載で、あまりに多くの車が過積載をしているので、こうしたことがおきたということがわかった。運行に支障はないものの、事故未然防止のため、鉄板を貼るなどの補修工事を行った。
2010年5月には予防のために維持工事を行った。現在のところ当該立体交差橋の運行状況は良好で、橋の強度も設計時の要求を満たしている。以上
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ただ記者は、この500字の報告文書に、
・ゼロコンマ何ミリといった亀裂が、住民の通報と合致しない
・凍結した場合等の天気の影響について言及がない
などの点で疑問を持ち、鄭州大学の土木専門家の意見を聞き、さらなる疑問がおきた。
専門家の話では、
この立体交差橋は300トンの重さに耐えることができるようになっているはず。過積載で大きな亀裂が生じるなら、それは国が求める強度を満たしていないことを現している。
さらに、鉄板で補強しているというのは、維持工事ではなく補修工事であり、既に通常の維持工事の範囲を越えている。いわゆる維持工事というのはペンキを塗ったりすることを指す。
とだけ書かれて終わっているが、大事な結論が抜け落ちているニュアンスが強い。
ひょっとして当局が削除したのではという気もしなくもない。
それはともかく、この橋は建設されてから6年が経っており、いまも多くの車が毎日この道路を利用している。
最近中国で立て続けに起きている「張りボテ手抜き工事による事故」と同様の大事故が起こらないことを
隣人として祈らずにおられない。合掌!!
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