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鉄道省と新華社が死者数“食い違い” 事故原因より撤去作業優先
2011.7.25 09:38 産經新聞
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110725/chn11072509390004-n1.htm
【温州(中国浙江省)=河崎真澄】中国浙江省の温州で23日夜に起きた高速鉄道追突事故の死傷者数をめぐり、国営新華社通信の報道と鉄道省の見解が食い違う異例の事態となり“情報の錯綜(さくそう)”が続いている。
新華社通信は24日午前に死者数35人、うち外国人2人と伝えたが、中国中央テレビは同日夕方に34人に修正した。一方、新華社は同日夜、「新たに8人の遺体がみつかった」と速報。死者数を43人に増やした。
ところが同日深夜、鉄道省の王勇平報道官が温州で行った記者会見で、「私が把握している死者数は35人という数字だけ」と述べて新華社の報道を否定。死者に外国人2人が含まれているとの新華社の報道内容については「知らなかった」と発言。地元記者が反発する場面もあった。
負傷者数をめぐっても同報道官は192人と発表。新華社が伝えていた210人以上という数字を否定した。だが2本の列車に合わせて1400人前後が乗っていた中での大惨事であり、浙江衛星テレビは25日未明、「(発表された死傷者以外に)行方不明者が、まだ多数いるもようだ」と、疑念を呈した。
大破した車両は24日、事故原因の調査も進まぬうちに、重機で切断するなど撤去作業が優先された。現場で陣頭指揮に当たっていた盛光祖鉄道相は記者団に対し「(24日)夕方までに運転を再開させる」と話しており、大破した車両の撤去を急がせた可能性もある。
一方、王報道官は同日深夜の会見で、事故車両の一部を付近の農地に重機で穴を掘って埋めたことを認めた。救助作業を円滑に進めるためだった、としているが、ずさんな対応を疑問視する声もある。
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