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中国・渤海の海上油田で原油流出
http://www.chosunonline.com/news/20110706000023
記事入力 : 2011/07/06 09:37:28
1カ月後に公式発表
第二の「メキシコ湾原油流出事故」との指摘も
中国の渤海にある中国最大の海上油田で「メキシコ湾原油流出事故」を思わせる事故が発生した。中国当局は、事故発生から1カ月後になってようやく公式記者会見を開き「油田掘削の中断と原油の除去により、事故収拾は終えている」と発表したが、原油の正確な流出量など事故の規模の目安となる肝心の数値を公表せず、規模を小さめに発表しているのではないかとの疑惑もささやかれている。
中国国家海洋局は、5日に行われた記者会見で「先月4日と17日、渤海にある海上油田「蓬莱19−3」のB、Cプラットホームで2度にわたり原油流出事故が発生した」と発表した。
事故直後、中国当局は油田開発を担当している米コノコフィリップスに対し、油田の稼働と掘削作業の中断を指示、原油の除去作業に当たった。李暁明・国家海洋局海洋環境保護局長は「流出事故が発生した油田を封鎖し、海面に広がる原油の帯もほとんど除去した」「今も少量の原油が漏れているが、遮断幕と溶解施設を利用し、拡散を防いでいる」と説明した。
今回の事故でBプラットホームの周辺海域158平方キロ、Cプラットホームの周辺海域138平方キロに原油の帯が形成され、計840平方キロの海域に原油汚染の被害が広がった、と国土海洋局は発表した。840平方キロとは、ソウル市の面積(605平方キロ)の約1.4倍に相当する。李局長は「事故海域の海水の原油濃度は最高で86倍まで上昇し、840平方キロに及ぶ海域の水質が一晩で1級から4級まで悪化した」と述べた。
しかし、中国当局は今回の事故に伴う原油流出量について「さらなる調査が必要」として公表しなかった。また「事故が発生した場所は渤海の中央部で、河北省や山東省などの沿岸部には環境汚染の被害が及んでいない」と主張した。
これに対し中国のインターネットユーザーからは「事故発生から1カ月後に発表された内容をどうやって信じろというのか」「実際の被害はもっと大きいはず」などと疑問を呈する書き込みが相次いでいる。中国では、今回の事故が掘削中の海上油田で発生したという点で、昨年4月に起きたメキシコ湾原油流出事故に似ているとの指摘も出ている。
北京=崔有植(チェ・ユシク)特派員
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