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http://www.amnesty.or.jp/modules/news/article.php?storyid=950
中国政府は、過去2カ月間に当局によって逮捕された数十人の活動家や政治批評家の弁護をやめさせる目的で、弁護士への嫌がらせや脅迫を組織的に行っている
2月17日に中国で「ジャスミン革命」を起こそうという匿名の呼びかけがネット上でなされて以降、著名な人権弁護士の一群が拘禁されている。また少なくとも十数人の弁護士が、一時的に拘禁されたり、当局から圧力を受けたり、そのうえ、拘禁中の人物に関するツイッターでのつぶやきをしないようにと警察から命じられさえしている。
「中国は、法の支配を放棄しようとしています」とアムネスティ・インターナショナルのアジア太平洋部長サム・ザリフィは語り、「政府は組織的に、中国の弁護士の意思を砕こうとしているのです」と続けた。
「政府は治安部隊にフリーハンドを与え、司法手続を歪め活動家や批評家の法的弁護の権利を剥奪しようとしています。最も懸念すべきは、今回の動きには政府の側にこうした措置を緩和する徴候が全く見られないことです。これは将来起こるであろうことの序章に過ぎないのではないかと私たちは危惧しています」
直近では、4月2日、北京の弁護士である劉暁原が「論争と諍いを引き起こす」疑いがあるとして一時的に拘束され、失踪中である上海の弁護士である李天天に関してツイッターにメッセージを投稿したことを、警察から咎められた。「ジャスミン」抗議に関連して北京で拘束された著名な女性活動家で、劉暁原の訴訟依頼人である王荔蕻を訪問したいと要請をした後、彼は拘束された。
広東省の弁護士で劉継英は、3月25日に警察に拘留されて以降、消息が不明である。彼は、2月22日に拘留された同僚の法律家である唐荆陵の弁護をしようとしていた。両弁護士の安否についてアムネスティは重大な懸念を抱いている。
他にも弁護士たちが、パソコンを没収されたり、数日おきに警察の訪問を受けたり、同僚の弁護士の弁護やロビー活動を行わないよう警告されたりしている。
中国でもっとも著名な活動家である、滕彪・唐吉田・江天勇の三名は、2月下旬に拘禁され、弁護士との接見を許されていない。江天勇は現在自宅軟禁状態であるが、滕彪と唐吉田はいまだ隔離拘禁されている。
「中国は潜在的な批評家を沈黙させようとしているのみならず、彼らの弁護権を完全に剥奪しようとしているようです」とサム・ザリフィは述べ、「これは、こうした行いは現代の大国の態度として容認すべきものではありません」と結んだ。
2月にあった中国「ジャスミン革命」の呼びかけは、大規模な抗議行動や動乱を引き起こすまでに至っていない。
アムネスティ発表国際ニュース
2011年4月5日
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