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中国/日本
記事発表:2011年3月8日火曜日
最終更新:2011年3月8日火曜日
日本は中国のヘリコプターによる危険行為に対して抗議する
RFI
中国のヘリコプターが日本の駆逐艦(原文をそのまま日本語に変えています:投稿者)に異常接近したことを受け、日本当局は3月8日火曜日、中国に対して抗議を行った。その行為は、東シナ海のガス田の近くで発生した。両国が領有権を主張するこの水域では、小競り合いが頻繁に起こっている。
RFIペキン駐在記者ステファン・ラガルドの報告
そのヘリコプターの胴体には中国国家海洋局のロゴが付けられていたと、日本政府は主張している。同ヘリコプターは日本の駆逐艦の上空を40メートル未満の高度で飛行した。日本の防衛大臣は、こうした接近は「極めて危険」であると表現した。
しかし、中国が春暁(Chuenxiao)と呼び、日本が白樺と呼ぶこの区域で、中国と日本が異常接近したのは今回が最初ではない。この石油・液化ガス田は、両国の排他的経済水域の境界上に位置し、2つの国にまたがるというまさにその理由から、長年、開発されていない。
それが、中国漁船と日本の税務当局の監視船(原文をそのまま日本語に変えています:投稿者注)の衝突事故が昨年9月に発生してから、両国は互いに、相手国が一方的に資源開発の再開をしようとしていると非難している。
「東シナ海に対する中国政府の立場はずっと一貫している」と、昨日、中国外相は表明した。おそらくこの発言は、先週、2機の中国のF15戦闘機が、日本が尖閣と呼び、中国が釣魚(Diaoyu)と呼ぶ列島の近くまで侵入したことを説明したものだ(原文をそのまま日本語に変えています:投稿者注)。
このような領土紛争では、戦略上の利害関係や、エネルギー資源の分配問題が背後にあることが多い。南シナ海上のスプラトリー諸島(南沙諸島のこと:投稿者注)をめぐって、同種の問題が恒常的に発生している。同諸島は、特にベトナム・フィリピン・中国の三国が領有権を主張している。
先週の水曜日(3月2日)、フィリピン船が行っていた海底地震の調査を、2隻の中国船が中断させた。対抗措置として、フィリピン政府は中国船に向け、2機の戦闘機を急派させた。
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(投稿者より)
7日に、東シナ海・白樺ガス田周辺の海域で、中国のヘリコプターが日本の護衛艦に異常接近し、日本政府がこれに対して抗議したことを、フランスRFIが伝えています。その記事を投稿いたします。誤訳があるかも知れません。ご容赦ください。
ペキンの記者の目からは、中国が近隣諸国と抱える海洋の領土問題の一つとして、これが捉えられています。海に進出したい中国は、方々で摩擦を抱えているようです。
関連記事を下に付しておきます。
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(47NEWS)
http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011030201001010.html
中国機、尖閣に最接近 空自F15が緊急発進
防衛省統合幕僚監部は2日、中国海軍の情報収集機など2機が尖閣諸島の北50〜60キロまで接近したため、領空侵犯の恐れがあるとして、航空自衛隊の戦闘機を緊急発進(スクランブル)させたと発表した。
領空侵犯はしなかったが、防衛省は「中国軍機が尖閣諸島にここまで近づくのは初めて」としている。
防衛省によると、中国海軍のY8情報収集機とY8哨戒機は2日昼すぎ、東シナ海上空を南下、日中中間線を越え、尖閣諸島に接近したところで西に向けて方向転換した。空自南西航空混成団は、対領空侵犯措置としてF15戦闘機をスクランブルさせた。
2011/03/02 23:02 【共同通信】
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(47NEWS)
http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011030701000848.html
中国ヘリが海自護衛艦に接近 東シナ海のガス田付近、70mに
7日午後1時25分ごろ、日中双方が権益を主張する東シナ海のガス田「白樺」(中国名・春暁)の北北東の海域で、中国国家海洋局のヘリコプターが、海上自衛隊の護衛艦「さみだれ」に水平距離で約70メートル、高さ約40メートルまで接近、艦の周囲を1周した後に西方に飛び去った。
政府は「危険な行為に当たる」として、外交ルートを通じて抗議した。
2日には、中国海軍の情報収集機など2機が尖閣諸島の北50〜60キロまで初めて接近しており、中国は東シナ海での活動を活発化させている。
防衛省統合幕僚監部によると、現場は東シナ海の日中中間線付近。ヘリは1機で、機体には中国国旗とともに、国家海洋局の海監総隊所属を示す「中国海監」と記載されていた。周辺には母船とみられる海洋調査船は確認できなかったという。
さみだれは単独で同海域の警戒監視中だった。接近してくるヘリへの警告や、回避行動は取らなかった。ヘリには機関銃などの武器は装備されていなかったという。
昨年4月には、東シナ海で中国海軍の艦載ヘリが2回にわたり、海自護衛艦に接近した。
2011/03/07 23:52 【共同通信】
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(時事ドットコム)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011030800710
ヘリ接近は「国際法に合致」=中国
【北京時事】中国外務省の姜瑜・副報道局長は8日の定例会見で、東シナ海中部海域を航行していた海上自衛隊の護衛艦に中国のヘリコプターが水平距離で70メートルまで接近し、日本政府が外交ルートを通じて抗議した問題について、「中国の軍用機が関係海域で任務を執行するのは国際法に合致する」との見解を示した。
また姜副報道局長は「釣魚島(尖閣諸島)は中国固有の領土だ」と改めて主張、ヘリの近接飛行が尖閣諸島付近の海洋権益保護をめぐる監視活動であることを強調した。
北京で開会中の全国人民代表大会(国会に相当)で審議されている「第12次5カ年計画」は、「海洋発展戦略」の策定・実施も明記。東シナ海や南シナ海などで中国は、海洋権益保護に向けた監視を一層強化するとみられる。
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