http://www.asyura2.com/09/china02/msg/724.html
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http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0115&f=national_0115_036.shtml
中国人ブロガー邱林さんは「落ちた日本から何を学ぶか?」というタイトルでブログを執筆し、今後の中国が向かうべき道について、自身の見解を示した。
2010年、日本はGDPで中国に抜かれ、世界2位の座を譲ることとなった。1980年代後半まで「将来的に日本のGDPは米国を抜く」という予測もあったが、バブル崩壊後の経済の低迷と政治の混迷により、日本は米国を抜くどころか、中国に追い抜かれてしまう。
日本の経済低迷はアジア経済に大きな打撃をあたえ、中国経済にも多大な影響を及ぼした。邱林さんは「日本の成功と失敗を教訓とし、今後の中国の発展についてさらに真剣に考えなければならない」と述べる。低迷期とはいえ、日本の技術力・生産効率・制度の基礎などは中国よりも優れており、中国は現在の経済の優位性に固執することなく、さまざまな観点から今後の発展を考えていかなければならないと邱林さんは主張した。
中国の成功は「政府主導」「低コスト労働力」「社会環境無視」といった特徴をもつ発展モデル、いわゆる「中国モデル」によるものだとの見方が主流であり、邱林さんは「このままモデル転換が行われなければ、日本の二の舞となる可能性が高い」と危惧(きぐ)する。今後の中国は粗放型から集約型、投資牽引(けんいん)型から消費促進型、資源消費型から資源節約型、量重視から質重視へモデル転換し、発展をさらに促進しなければならないと邱林さんは説いた。これまでの歴史や近年の動向をみても、世界で勝ち抜いていくためにはモデルの転換が必須なのだ。
2011年、中国が発展モデルの転換を果たし、世界をリードしていけるのか。今後の動向に注目が集まる。(編集担当:畠山栄)
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