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2010年9月30日 16時31分
尖閣紛争は棚上を「むやみに敵つくるな」―元中国駐仏大使
尖閣諸島(中国名・釣魚島)の漁船衝突事件で日中関係の緊張が高まるなか、元中国駐仏大使の呉建民氏は、かつての中国最高指導者トウ小平が打ち出した尖閣問題「論争棚上げ」方針の正当性を強調し、中国の世論の誘導を試みた。
元中国駐仏大使で中国外交部外交政策諮問委員会委員を務める呉建民氏は9月23日、中国共産党の機関紙、人民日報のウェブサイトの対談コーナーにゲストとして登場し、ネットユーザーとオンラインで意見交流を行った。
この中で呉氏は、トウ小平が1980年代に打ち出した「(尖閣問題について)論争を棚上げし、共同で開発する」という方針は非常に正しいと指摘。
さらに、トウ小平が提起した「韜光養晦、有所作為」(韜晦、つまり才能を隠して控えめにふるまい、なすべき事はなす)という外交方針については、中国が発展の過程で様々な問題に直面することを見越してのものであり、この考え方は大切な“遺産”であるとした。そして、「むやみやたらに敵を作り自己の力をひけらかしては大きな問題が生じるだろう」と述べた。
また、「中国と周辺国との間に摩擦が生じている原因は“韜晦”政策そのものにあるのでは」という指摘に対しては、中国が韜晦の方針を徹底して実施してきた結果、周辺国との共通の利益は大きく発展したとして、こうした見方を否定。「現在一部にはトウ小平の韜晦政策に異議を唱える人々もいるが、韜晦という考え方は現在の時代に非常に合ったものであり、この方針を継続して推進することにより中国にとっても世界にとっても有利な結果を得ることができる」とした。
満洲事変のきっかけとなった柳条湖事件(1931年)の79周年にあたる9月18日には、中国人民解放軍副総参謀長、国防大学教授である熊光楷上将が、「『韜光養晦、有所作為』の英訳は不適当であり、中国の外交に悪影響を与えた」と発言している。(編集担当:中岡秀雄)
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日本・アメリカの外交当局よりもずっと大人ですね。記事末尾で触れている英訳とは“hide our capabilities and bide our time”のことらしい。bide our timeが「時を待つ」ということで、「なすべきことをなす」とは違うということらしい。
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