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http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2010092990948
中国と日本が領土紛争を繰り広げている尖閣諸島(中国名=釣魚島)周辺海域で、日本が拿捕した中国漁船の船長の釈放後も、両国のにらみ合いが続いている。
26日午後4時40分、東シナ海にある釣魚島周辺海上。日本の海上保安庁の巡視船「PL64」丸が、中国漁業行政船「漁政203号」に向け、警告を鳴らした。「漁政203号!まもなく日本の領海に進入。直ちに帰れ。応じなければ、それ相応の措置を取る」。
これに対し、漁政203号が切りかえした。「PL64丸、我々は中国の漁業行政船だ。我々は中国の海域で、公務を執行している。繰り返すが、釣魚島やその付属島しょは、中国固有領土だ。我々は、いかなる脅威も受けない。君らこそ、直ちに離れ。分かったか?」
その時、3000トン級の日本巡視船「PLH09」丸が早いスピードで、4000トン級の漁政203号に向け、突進後、漁政203と尖閣との間を引き離した。その時、別の3隻の巡視船が「品」字の形で、漁政203号を取り囲んだ。また、上空では、海上自衛隊所属の偵察機「P−3C」が3度も出撃し、写真撮影するなど、警戒活動を行った。さらに、1000トン級のPL03丸などが増派され、日本の巡視船は8隻に増えた。両側が1時間あまり、一触即発の対立の間、周辺を通った香港の商船から、漁政203号に向け、励ましのメッセージが届いた。「釣魚島は中国領土だ。中国人は皆、あなたたちを支持する」。
香港の鳳凰網は、緊迫した瞬間をこのように伝えた。
両国は、国際世論戦も激しく展開する見込みだ。菅直人日本首相は当初、欠席予定を変更し、来月初め、ベルギーのブリュッセルで開かれるアジア欧州首脳会議(ASEM)に出席することを決めた。温家宝中国首相の出席が確定した現状で、菅首相が欠席すれば、国際世論で引けをとると判断したためだ。菅首相は、ASEMで、アジア16ヵ国や欧州の28ヵ国の首脳を相手に、日本の立場を訴える計画だ。日本は参加国の中に、中国と領有権を争っているアジア諸国が多いことに、期待をかけている。
日本政府は、7日に起きた海上保安庁の巡視船と中国漁船との衝突場面が、撮られたビデオを公開する案も検討している。中国漁船が、巡視船の停戦命令を無視し逃走、わざと巡視船にぶつかる「物証」が公開されれば、日本政府の「法に基づいた措置」が正当化されるだろうというのが日本側の判断だ。
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