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9月23日 17時43分
中国の温家宝首相は、アメリカで中国の通貨・人民元の切り上げに向けた圧力が高まるなか、滞在先のニューヨークで講演し、「人民元の切り上げは大勢の失業者を生み出し、国内の不安定化につながる」と述べ、アメリカの要請には応じられないという姿勢を示しました。
アメリカでは、22日、議会下院の歳入委員会が、中国に対する人民元の切り上げに向けた圧力を高めるため、近く制裁措置法案の採決を行う方針を決め、オバマ大統領も23日、温家宝首相との会談の中でこの問題を取り上げるものとみられています。これについて、温家宝首相は22日、ニューヨークでアメリカの財界関係者を前に講演し、「わが国が、競争力を高めるため人民元の価値を意図的に抑えているという批判があるが、それは違う」と述べ、中国政府が人民元の為替レートを不当に低く抑えているという見方を否定しました。そのうえで、「もしアメリカの議員たちが求めるように人民元を20%から40%も切り上げれば、中国の多くの企業は破たんして大勢の失業者を生み出し、社会は大きく不安定化するだろう」と述べ、大幅な人民元の切り上げには応じられないという姿勢を示しました。温家宝首相は、また、「中国とアメリカは手を取り合って協力し、共に明るい将来を築いてゆくべきだ」と友好関係の強化を呼びかける一方、「台湾やチベットの問題では妥協をするつもりはまったくない」とも述べ、中国の従来の立場をあらためて主張しました。
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