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中国 : 弁護士に対する嫌がらせをやめ法の支配の確保を (アムネスティ・インターナショナル) http://www.asyura2.com/09/china02/msg/420.html
http://www.amnesty.or.jp/modules/news/article.php?storyid=790 中国の弁護士たちの活動に対し拡大する嫌がらせは、法の支配をひどく損ない、中国の法制度に対する国民の信用をさらに低下させるおそれがある。 2人の有名な人権派弁護士、劉巍(Liu Wei)と唐吉田(Tang Jitian)は、「法廷の秩序を乱し、訴訟手続きを妨害した」として、今週中に弁護士免許を取り消されるおそれがある。 2010年4月12日、この2人の弁護士は北京市司法当局より、四川省瀘州(Luzhou)市人民中等裁判所から2人に対する告訴を受理し、2010年4月22日にこの件を再審理するという旨の通知を受けた。 劉巍と唐吉田はこれに対し、2010年4月18日、瀘州市裁判所で2009年4月27日に行われた法輪功の信者に対する裁判で、裁判官が中華人民共和国の人民法院における法廷規則に違反したとして訴訟を起こした。 2人の弁護士によれば、裁判中の不法行為と裁判官による度重なる中断は彼らを威嚇するためのものであり、これにより彼らの弁護は妨害された。彼らがアムネスティに語ったところによると、「私たちは当時、明確な訴訟手続きもなかったため、訴訟を提起することさえできなかった。すべての司法当局や政府の省庁に手紙を書かねばならず、またその結果を待たねばならない。長い時間がかかり、かつ結果が得られない場合もある。このような威嚇は常態化しており、抗議すらしなくなる弁護士もいる」 アムネスティは中国司法当局に対し、これらの申し立てについて公正で独立した調査を行い、中国の法律および国際法の基準に従ってこの件を解決するよう求める。 アムネスティは、弁護士が依頼人の代理になることを妨げたり、もしくは彼らの活動の邪魔をするなどの嫌がらせや妨害を受けたりしているという報告を継続的に受けている。弁護士に対する脅迫は、法輪功修練者、チベット人、ウイグル人や、表現の自由を平和的に行使したことで起訴されたその他の被告人たちなどの裁判を通じ、国内および国際的なメディアによって広く報道されている。 2010年3月、チベットの映画監督ドンドゥプ・ワンチェン(Dhondup Wangcheng)の代理人である弁護士の常博暘(Chang Boyan)が、この件から降りなければ法律事務所を閉鎖させるという脅しを受けた。これ以前には、弁護士の李敦勇(Li Dunyong)も同様に法律事務所の閉鎖および弁護士免許を剥奪するという脅しを受けていた。ドンドゥプ・ワンチェンは、ドキュメンタリー映画「恐怖を乗り越えて(Leaving Fear Behind)」を制作したことにより「分離主義を扇動した」として6年の刑を受けた。この映画では、北京オリンピックに向けて中国当局が約束した、より大きな自由を与えるということに懐疑的なチベット人たちのインタビューの声を取り上げている。アムネスティは彼が平和的に表現の自由を行使したということで拘禁されているとみなし、無条件の即時釈放を求めている。 昨年、新疆ウイグル自治区(XUAR)司法当局とその他の役人は、ウイグル人のキリスト教徒であるアリムジャン・イミット(Alimjan Yimit)の弁護を引き受けないよう数人の弁護士たちに圧力をかけた。2009年7月5日の新疆ウイグル自治区での騒乱に関連した他の被告人たちの弁護士は拒否された。裁判所が選任した弁護人は有罪であることとこの件における政治的判断に異議を唱えないことに同意せざるを得なかった。 アムネスティ・インターナショナルは、中国で増え続ける弁護士たちからの嫌がらせについての報告に憂慮し、緊急に中国政府に対して弁護士たちが1990年キューバのハバナにおける「犯罪防止及び犯罪者の処遇に関する第8回国連会議」で採択された「弁護士の役割に関する国連の基本原則」と中華人民共和国の弁護士法を含め関連する国内法に従って活動ができるようにすることを求める。 2010年4月21日
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