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ダライ・ラマ影響力排除へ、20歳高僧を重要視【読売】 http://www.asyura2.com/09/china02/msg/389.html
ダライ・ラマ影響力排除へ、20歳高僧を重要視【読売】 若き宗教指導者の「お披露目」を終えた胡錦濤政権は今後、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世(74)の影響力排除を狙う動きを一段と強めると見られる。 チベット自治区の区都ラサでは、チベット族住民らによる大規模暴動が起きて14日で2年を迎えることから、市内に武装警察が展開して厳重な警戒態勢が敷かれている。 こうした中、中国当局はパンチェン・ラマを2月に中国仏教協会副会長に就任させ、政協委員に選出するなど重要ポストに就けてきた。新華社電によると、パンチェン・ラマは10日の政協討論会で、「我々は共産党と国家、人民大衆が信任する政協委員にならなければならない」と述べ、愛国的な宗教指導者になると誓った。 パンチェン・ラマの政協デビューは中国メディアで大々的に報じられ、華僑向け通信社・中国新聞社は、「温和で優しく、善良で謙虚だ」と持ち上げる他の政協委員の話を紹介して、その成長ぶりを強調した。 パンチェン・ラマは、チベット仏教でダライ・ラマに次ぐ地位にある高僧。中国政府に批判的だった先代の10世が1989年に急死すると、ダライ・ラマは95年、当時6歳のニマ少年を転生者に指名した。しかし、中国当局は同少年を軟禁状態に置き、別の少年を11世と認定した。 先代の10世も政協副主席を務めていたことから、11世も今会期中に副主席に選ばれる可能性がささやかれたが、まだ若すぎることから見送られた。それでも、胡政権がパンチェン・ラマを役職に就けて権威確立を急ぐのは、将来のダライ・ラマの後継者問題で優位に立つことを狙ったものだ。 ダライ・ラマの後継者選びでは、ナンバー2のパンチェン・ラマが特に重要な役割を果たすことになる。胡政権は、ダライ・ラマの死後には中国国内で独自の後継者を立てて、チベット問題での主導権を握ることに自信を深めている模様だ。 チベット自治区のパドマ・チョリン主席は7日の記者会見でダライ・ラマ後継者問題に触れ、「ダライ・ラマが死ぬのを待って話せばよい」と述べ、ダライ・ラマ側が選ぶ後継者は認めない方針を改めて示した。 チョリン主席はまた、ダライ・ラマが認定した現在20歳のニマ氏について、「チベットで家族と暮らし、普通の市民と同じように良い生活を送っている」と明らかにした。 同氏が今や一般人に過ぎないことを強調して、宗教指導者の任に堪えられないことを示唆する狙いがあったと見られる。 (2010年3月13日22時56分 読売新聞)
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