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「世界の発展に貢献する」 中国、リーダーの役割を誇示【産経】 http://www.asyura2.com/09/china02/msg/385.html
「世界の発展に貢献する」 中国、リーダーの役割を誇示【産経】 「経済発展と国力増強に伴い、中国は自身の力が及ぶ範囲内で世界の平和と発展により大きな貢献をしていきたい」。 7日午前、北京の人民大会堂で国内外の記者数百人を前に、楊(よう)潔●(けつち)外相は今後の中国外交の展望についてこのように述べた。 1978年にスタートした改革開放政策以降、「大国と協調し実利を追求すること」が中国外交の特徴といわれてきたが、最近、変化の兆しが表れた。 中国は国際社会で、より大きな役割と影響力を求める姿勢が際立つようになっている。 ある元外交官は「改革開放以後の中国の外交方針を簡単にいうと、自国の経済発展を最優先にするため、欧米がつくった国際社会のルールにほぼ無条件に従うことだった」と総括している。 これに対し、高度経済成長などで自信を深める中国は最近、胡錦濤国家主席らがG20(主要20カ国・地域)の一連の会議で積極的に発言するなど、国際社会のルールづくりにかかわるようになった。 北京五輪以後、「韜光養晦の時代が終わった」という論調が中国メディアでも増えている。 昨年12月にデンマークで開かれた気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)で、中国が欧米に対抗し、強気な態度に終始したことが「世界の一極として中国が自己主張するきっかけとなった」と説明する外交関係者もいる。 しかし国際社会のルールづくりに積極的にかかわっていくことは、責任を伴うことも意味する。 中国はそれに対する警戒感を隠さず、楊外相をはじめ外交当局者がこのところ、「国際貢献」という言葉の前に必ず「力が及ぶ範囲内で」という枕詞(まくらことば)を付けているのもその表れとみられている。 ●=簾の广を厂に、兼を虎に
これらの主張は、中国のみならずアフリカなど途上国の利益をも一緒に守るもので、中国が途上国のリーダーとして振る舞っていることを国際社会に印象づけた。 1997年に死去したトウ小平氏はかつて、中国の外交方針について「韜光養晦(とうこうようかい)」という有名な言葉を残している。謙虚にして能力をひけらかさず、という意味で、力が強くなるまで外国との対立をなるべく避け、我慢することを中国の指導者に求めたのだった。
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