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中国共産党独裁批判の郭氏 国家転覆罪懲役10年(東京新聞)
2009年10月19日 朝刊
【上海=小坂井文彦】中国で野党「新民党」の結党を宣言し、共産党の独裁廃止を訴えている南京師範大学元副教授の郭泉氏(41)が、国家政権転覆罪で懲役十年の判決を受けたことが分かった。十八日付の香港紙「明報」などが報じた。
郭氏は昨年十一月、四川大地震で倒壊した校舎の手抜き工事を問う論文が「政府批判」と問題にされて逮捕され、江蘇省宿遷市中級人民法院(地裁)で公判が続いていた。
今年六月には、共産党独裁廃止を求めた文書「〇八憲章」の呼びかけ人の作家劉暁波氏(53)が逮捕された。昨年四月には政府批判の論文を発表した人権活動家、胡佳氏(36)が懲役三年六月の判決を受けた。
二人が問われたのは国家政権転覆扇動罪だったが、郭氏は「扇動」だけでなく、活動を起こしたとされた。昨年末から今年初めにかけて各地で頻発したタクシーのストライキへの関与などが取りざたされたようだ。
ロイター通信は建国六十周年という敏感な時期が判決に影響を与えたと論評。来月、米国のオバマ大統領が訪中する際に、人権問題として取り上げられる可能性を指摘した。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009101902000056.html