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http://mainichi.jp/select/world/news/20091001dde007030005000c.html
【北京・浦松丈二】中国は1日、建国60周年を迎え、北京の天安門広場で記念式典が行われた。10年ぶりとなる大規模な軍事パレードも実施。胡錦濤国家主席は陸海空3軍の兵士を閲兵した後、60年前に毛沢東主席が建国を宣言した天安門楼上に立ち、演説した。 胡主席は「新中国60年の発展と進歩は、社会主義だけが中国を救い、改革・開放だけが中国を発展させることを証明した」と中国共産党の実績を強調した。また、昨年来、チベット族やウイグル族の暴動が相次いだことから、「党と各民族の団結により富強かつ民主的で調和の取れた社会主義近代国家を建設していく」と述べた。 軍事パレードでは米本土を射程に収めるミサイルや先進国と肩を並べる新型戦車、独自開発したとする最新鋭戦闘機が披露された。 さらに、建国と発展の歩みをテーマにした色とりどりの山車や市民10万人のパレード、青少年8万人によるマスゲームが繰り広げられた。一方、中国当局は式典を標的にしたテロを警戒し、市内中心部の交通を遮断し、厳戒態勢を敷いた。 ◇実戦能力と決意示す パレードの先陣は約5000人の「徒歩部隊」。空軍航空大学や大連艦艇学院など大学生が中心で、中国軍の高学歴化を反映した部隊構成としている。近代兵器を使いこなすための人材育成が進んでいる模様だ。 続く「車両部隊」には米国の主力、M1戦車と性能的にそん色がないとされる最新の「99式戦車」が登場。また、前回に比べて無限軌道から舗装道路で機動性を発揮する車輪型が増加し、地域防衛軍から機動軍への脱皮がうかがえる。 「航空部隊」は空軍最新鋭の第4世代戦闘機「殲(せん)10」が登場。ロシア製戦闘機のライセンス生産などで技術力を高め、殲10は国内で独自開発したとされる。早期警戒管制機「空警2000」や空中給油機「轟油6」も披露され戦略軍としての空軍の位置づけが明確になる。 「ミサイル部隊」は、軍事関係者が最も注目している大陸間弾道弾(ICBM)「東風31A」(射程1万1200キロ)や巡航ミサイル「長剣10」(同2000キロ)が初めて披露された。前回披露された「東風31」(同8000キロ)に比べて大幅に射程が伸び、米国本土に届く性能を持つとされている。【浦松丈二】 |