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新疆ハイジャック報道、新華社が2度訂正 「機械の異常」に(日本経済新聞)
【北京=尾崎実】中国国営の新華社は10日未明、新疆ウイグル自治区で航空機がハイジャックされたとする9日夜の報道を2度にわたり訂正、同自治区ウルムチに向かっていたアフガニスタンの航空機が「機械の異常」で同国に引き返したと改めて報じた。アフガン空港当局者の話として伝えた。
1度目は航空機に爆弾を仕掛けたと脅迫があり、中国の航空当局が着陸を拒否した、と説明。その後再び訂正した。いずれも「新疆ウイグル自治区の武装警察筋が話した」としている。一方、ロイター通信は「書類上の不備で着陸許可が下りなかった」とするアフガン当局者の話を伝えた。
新華社によると、航空機はアフガンの民間航空会社「カム航空」が運航するカブール発ウルムチ行きの旅客機。乗客約200人を乗せた同機はカブールの天候不順のため、最終的にカンダハルの空港に着陸した。ウルムチの空港には一時、武装警察や警察の車両などが緊急出動したという。(16:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090810AT2M1001010082009.html