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http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130416-00000010-pseven-cn
週刊ポスト2013年4月26日号
中国で鳥インフルエンザの感染・死亡例は日を追うごとに増え、まるで2003年に起きたSARS(新型肺炎)前夜のような雰囲気である。
現時点では、中国当局も世界保健機関(WHO)も「ヒトからヒトへの感染はない」としているが、同居する家族内で複数の感染者が出ているケースが2例あり、ヒト-ヒト感染の疑いは依然として残る。
そんななかで中国メディア「新京報」が4月4日に報じたニュースは衝撃的だ。
鳥インフルで上海市内の医院に入院し、死亡した男性2人(27歳と87歳)が、治療中も完全隔離されず、27歳男性は病状が重篤になったあとも病室は相部屋で、3〜4人の別の患者がいたという。奇妙なのは、病院側が27歳男性の遺族に対して「人道支援金」と称し、13万元(約193万円)を支払っていたというのだ。中国の医療事情に詳しい北京在住の日本人記者は、こう説明する。
「要するに、口止め料ですね。医者は鳥インフルに気づかなかったので、誤診や隔離していなかったことを口外されては困るからです」
恐ろしい話だが、中国の病院では往々にしてこういったことがあるという。
「中国では小さな病院の信頼性が非常に低いので、大病院に患者が殺到する。大量の患者を1人あたり数分で流れ作業で看ているのが現実で、医療ミスも多い。儲かってはいるので、何か問題が起きたらお金を払って解決するのです」(同前)
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